3話 冒険者ギルドとハンターギルド
ユニコーンラヴィ「うさぎじゃないよ!」
うさぎの品種で、アメリカンファジーロップイヤー
が基本イメージです
全体的に丸くスターウォーズのBB8な感じかな
それをモフモフにして可愛いくしたのがブランです
イメージしずらかったらゴメンナサイ
ブランと街を歩き回り情報を集めた
どうやらこの世界は、俺の知っている異世界本の知識も一部共通するものもあるみたいだ、不思議だなぁ
ならばテンプレでもある冒険者の登録もして置こうか
稼ぎと身分証をGETだぜ!
およ?これはどっちが冒険者ギルドなのかな?
通りを挟み左右にそれっぽい建物がある看板?にも右手の方は盾と剣、左手の方は弓と剣だね、どっち?
そして俺はある建物のカウンターの前に来ている
レフテンハンターギルドにようこそ!
「あの、登録をしたいので…ある」
はい登録ですね!その前にお聞きしますが、先程向かいの冒険者ギルドに行ったと思うのですが、登録はされなかったのですか?理由をお聞きしても?
うわ、見られてたの?向かいだから見えるか!
「はい、どうやら魔力が無かったのが理由で…その…断られまして…」
成程分かりました、差別的発言と侮辱され馬鹿にされたって所でしょうか?全く変わりませんねぇ冒険者は
畏まりました、それでは登録の受付けをしましょう
「え、あの良いんですか?俺…魔力無いですよ」
はい、当ギルドでは魔力の有無だけでは断りません
但し受付け後に簡単な適正試験が有るので、それをクリア出来れば登録完了です
「し、試験!ですか?」
はい簡単なのでハンターを目指すので有れば楽勝かな
それではこの用紙に記入をして下さい
渡された紙に記入ね、紙なのかこれ?ゴワゴワしてる
羊皮紙ってやつ?へぇ〜こんなのなんだ
人族
名前 レオ
装備 弓
スキル 隠身
これでいいかな?影技能いや影スキルの事は余り教えない方が良いって、お姉さんが言ってたからね
「はい書けました、これでいいです…いいか!」
はい、それでは確認の為このオーブに手を置いてね
うん確認完了♪こちらが(仮)のハンターライセンスよ
免許証サイズのカードを受け取った
まだ(仮)なので気を付けてね、それでは試験の内容を
今日か明日迄に北門から出た先にある森で何でも良いので素材を5〜10個、集めて来る事!
これが出来れば試験は合格です
「素材の内容は何でも?」
はい、但し全部木の実とかは駄目ですよ認められない
少なくとも一体は何か魔物か獣が有れば大丈夫かな
それと、その肩に乗ってる可愛い君は誰かな?
「あ、すみません相棒のブランです」
キュキュー、シュ
まぁ、小さい手を上げて挨拶まで!ホーンラビットでは無いのね、似てるけど違う…
お姉さんがブランの右手を離しそうに無いな
「あの、早速ですが森に行ってくるので手を…」
あ、はい、それとこれをこの子にと、はいどうぞ!
ん?ブランにスカーフみたいな物を巻いてくれたけど
oh...最高だ、とても似合って可愛いぞブランよ
首をコテンと傾ける仕草なぞ、お姉さんもイチコロだ
「あの、コレは?」
あ!これは従魔の証ですよ、コレが有れば連れて行かれたり間違って討伐なんて事も防げますので…
あぁお姉さんの目が♡になってる、ブランに釘付けだ
その気持ちは充分に分かるぞ、なんなら俺も今すぐモフりたい衝動に…いや違うな!試験に行かねば
「ブラン行くよ!」キュキュキュー
あ!気を付けて、ブランちゃん気を付けて行くのよー
おい、受付け嬢!それでいいのか?ブランでは無く俺にも言ってくれ!!
キュッキュッキュー キュッキュッキュー♪♪
ブランが超ご機嫌だ、バンダナ気に入ったんだな 笑)
指定された門から出て直ぐに森に到着した
「ここで素材を集めるのか、一体は魔物って言ってたから何かしら倒さないとって事だね」
キュー、ん?どしたブラン、お、ブランの仲間か?
って!うおっ、いきなり突進とか…危なっ
良く見たら似てるけど違うな、ホーンラビットかい?
だったら捕縛!からの影槍!!うむ決まったな
大きさも似てるけど、こうして持ってみると全然違う
毛もモサモサだし、角も長い、悪そうな顔つきだね…
そして何故か勝ち誇るブランがいる、キュオーー
倒したホーンラビットを今もペシペシしている(笑)
今は影収納にしまっておこう、さぁ残りの素材だ!
良く考えたら、考えなくても分かる事だったんだけど
木の実とか素材ってどれが素材なのか分からない件
困ったな、事前に調べるか聞いておけば良かったよ
例えばこの屋久杉みたいな巨大な木なんだけど、上の方に大きな実がなっている、これは素材なのか?
う〜ん分からん、それっぽい物は取って行こうかな
ここで新たな発見だ!木の実等は影スキルでは取れないって事、どうやら高さ制限でもあるのかな?
て事で弓の出番が来た、ブランク有るけどスキル補正でどうにかなった、そして木の実は危険だった
遥高い場所に有った木の実、ヤシの実と同等な奴だよ
それを撃ち落としたらどうなるかな、そう落ちてくる
呑気に木の下で待ち構えてる場合ではないのだ
いや〜危なかったなぁ、キュウ⤵︎ ︎気を付けようなキュ
これで2つ目だな、順調順調
何か居るな、もう1つ取ろうかと思ったら鳥…かな?
木の実より高目だけど、何となく弓で届く気がするな
普通の弓なら全然届かないけどそこは異世界補正様!
弓を構え全集中!最近はコレだなパクリでは無いのだけどなぁ集中だとイマイチなんだよなぁ
全集中!鳥の動きが止まる瞬間、ここだ!!ヒュッ
見事命中!ブランが咥えて戻って来た、いつから猟犬みたいになった?鳥はそうだなカラフルな羽色してる
光の当たり方で7色に反射している、綺麗かも
これで3つ目だな
そしてその後も魔物か獣とエンカウントしまくって
素材が10個集まったのでハンターギルドに戻った
お姉さんの元に行き素材集め終わったのを報告した
え!もう集めたんですか?木の実や薬草だけでは駄目なんですよ
「はい大丈夫、何処に置けば良い?」
あちらの査定部門の部屋にお願いします
あ!収納の中だった、誰も見てないから今の内に出してしまおう
大きなカウンターに、沢山の素材達が乗っている
隣りで受付けのお姉さんは何故か引いている!何故に
あの、この短時間にこれを獲って来たのですか…!
「え、はいそうですね素材10個との事だったので頑張って集めました」
頑張ってって、短時間でこんなに…しかも魔物まで…
あれ?何でこんなに引かれているの?解せぬ
「あの、何かいかなかったですか?」
い、いえそんな事はありません、只これだけの素材の内容と時間が…予想外に早かったので驚きを
「そこはまあ、コツと言うか奥の手と言うか」
はい、立ち直りましたので大丈夫です!この後は査定しますので少し時間が掛かりますので、この札を
「あの書庫って入って見ても良いですか?」
はい、ハンターギルドに所属している方なら何方でも
「では書庫に行ってます」
はい、査定が終わりましたらお呼びしますね
書庫があるのは助かるな、どれどれ素材集とかあるし
魔物と獣の本もあるな、これを見ておこう
あれ?ブラン?何処に行ったんだ、あれ?ん?
カウンターでお姉さんに構って貰って嬉しそうなブランが目に入った!
お姉さんも目が♡で思いっきりモフ撫でしている
おーいブラン、う!お姉さんが恨めしそうな目で俺を見る
「あ、あの少しブランの相手をして貰っても良い」
はい大丈夫です、書庫にいる間はお預かりします!
食い気味に返事くれた、それにしてもブランよ
お前の種族は同族以外は即串刺しするのでは無いのか
ブラン初対面では腕に齧り付いてただろうに…
まぁ暴れ回るよりは良いけどね、それに今の方が可愛いブランに似合ってるしな
絶対にブランよりも、お姉さんの方が喜んでるよアレ
さてと、せっかくだからブランは任せて資料を見ておかないとね、今後の参考にも出来たらいいな
ほほう、ドラゴンって結構な種類がいるんだなー
フェンリルとかグリフォンも生息してるみたいだ!
どちらも幻獣か、見るのも難しそうだな⤵︎ ︎残念
あ、やっぱりあの豚はオークだったか単体ではぐれね
その他の薬草や食材の資料を見た、参考どころか勉強になったぞ、これだけでも大収穫だったな
ブランのユニコーンラヴィは資料も無かった残念だ
レイオウさ〜ん、査定が終わりましたからこちらにー
はは、またレイオウになってるよ(笑)諦めかなw
あ、お待たせしました!あ、ブランちゃん少しごめんねぇキャキュ!はぅ…
「お姉さんが撃たれたな(笑)」大丈夫かなww
コホンで、でわ査定の方を
ホーンラビット 5千ゼル
薬木の実 × 2 2万ゼル
ナイトオウル 3万ゼル
デイオウル × 3 1万5千ゼル
グラストード×3 9千ゼル
合計 3万1千ゼル
解体料は別途になりますので引かれています
「おお、初の報酬GET♪これで宿に泊まれる!」
おめでとうございます、それとこちらが正式なハンターライセンスになります
「お、白いカードになった」達成感がある♪キュー
ブランも喜んでくれてる、ありがとな、キャウ
では、報酬はカードに入れておきましたよ
「はい、ありがと!」
それではこれで正式にハンターギルド所属になります
初めはGランクです、依頼の達成度や貢献率で昇級
規則により、レイオウさんはGクラスの依頼しか受け取れませんので注意を
計3回依頼を失敗で、30日の活動停止期間が付きます
故意による場合はライセンスの取り消し等もあります
無断での90日間活動無しの場合も罰則が有ります
分からない事があったらカウンターにお越し下さい
パーティー募集や参加したい場合は、皆さん隣の酒場で見つけたりしていますので1度行ってみても
偶に冒険者も来るので揉め事は避けて下さいね
以上になります
「はい、分かりました!今日はこれで」キュキュー
ブランが手を振ってる、お姉さんも振り返してるし
ブラン、お姉さんと仲良くなったみたいだね、キュー
出会った頃の、俺に噛み付いていた頃のブランは何処に行ったのか?
「ブラン、知らない人に着いて行ったら駄目だぞ!」
キュッキュ キ キュキョ
「何言ってるか分からんが抗議してるのは分かった」
キューーーキュ
さて、資金も出来たし宿はネイさんの所にしよう!
えーと噴水広場の…白馬亭!有ったあそこだ
外壁が白くて綺麗な造りの宿屋さんだね、キュー
「こんちわー、ネイさん居ますかー!」
はいよ、あら来てくれたのかい!
「はい、無事ハンターになって稼いで来ました」
おやおや、もう稼いだのかい?
「ええ、それでこれを」小袋を返そうとした
それはあんたに渡したんだからね、しまっておきな!
「でも俺もちゃんと稼げたからこれは…」
その心遣いだけ貰っておくよ、優しいんだねぇ
それで?わざわざ返しに来てくれたのかい?
「いや、稼いだ報酬でネイさんの所に泊まろうと決めてたから来たんだよ」
あんたはもう、嬉しいじゃないか!本当に家の宿で?
もっと良い宿もあるんだよ!
「いや、ネイさんの所が良いからさ、部屋は有る?」
ありがとね、部屋は空いてるさ!料金は1泊2千ゼル
朝と晩の食事付きで2千5百ゼルだよ!
「良かった足りるよ、じゃあ6日お願いで、カード払いで頼みます」
そんなに泊まってくれるのかい、久しぶりの長期だよ
ちょっと待っておくれ、あんたー、コッチにきなよ!
紹介しておくよ、旦那のハリーだよ
ん?何だこの坊ちゃんは?お前の知り合いか?
アタシが帰って来た時に話しだろう、あの子さ
おお、世間知らずの訳あり貴族の子供か!
バカ!声がデカいよ、聞かれたらどうするんだい!
なんてこった、ネイさんどんな勘違いしてるのさ!!
「あの、俺は貴族何かでは無いので…」
いや、皆まで言うな、その服に話し方で分かるぞい
さぞ大変だっただろう、気にする事はない儂ら夫婦はお主を売ったりなんかせん!安心して泊まるがいい
駄目だ、何を言っても聞いてくれない、仕方ないな
時間を掛けて誤解を解いていくしか無いようだ
「あ、あはは、それで部屋の鍵を…」
そうだったねぇ、これが鍵だよ無くしたら弁償だよ
外出の時はアタシか旦那に鍵を渡しておくれよ
部屋は2階の右側の部屋だからね
「分かったよ、それじゃ部屋に行くよ!そだ、ブランも一緒で大丈夫かな?てか良いかな?」
ブランてのは?その肩に乗ってる白いのか?
「そうなんだけど、ちゃんと言う事きくから」
ああ、構わないよ!その代わり他の人には迷惑掛けないように言い聞かせておくれよ
「分かった、ありがと」良かった、キュキュキュー
2階は2部屋しか無いんだな、えっと右側だったな
ぉぉお、広いなぁ、窓も大きいし日当たりも良い
ベッドもダブルサイズだ!堅いのは仕方ないな
テーブルも椅子も有る、クローゼットもあるし良いね
これは、この街にいる間はここを拠点に…有りだな!
後はこの世界の食事だね、現代日本で育った俺に合えば問題無しに生活して行けると思うよ
最悪、俺には秘密兵器の醤油が有る!
さぁて、ベッドに寝転がる前に、ブランおいで!
肩に乗っ来た、定位置だな(笑)クリーン!!
うん、スッキリした、キュオー、ブランもスッキリか
ベッドに寝転がる、ブランは俺の腹の上に鎮座(笑)
はぁ〜異世界に来て、2日目にして宿屋に来れたな
上出来だろう、キュッ、ブランもそう思うか?キュ
そうかw少し眠るかなふわぁ〜、キュヮ〜
欠伸まで一緒とか(笑)あぁ瞼が塞がる〜…zzZ
この世界の冒険者とハンターの違い
冒険者ギルド
街のお手伝い、馬車の護衛、魔物や獣の討伐、etc
ハンターギルド
基本、獣や魔物の討伐 、ダンジョン等の探索
Arcの貨幣単位はゼル
硬貨を使う人は少数程度で、子供の小遣い程度
殆どの人が住民カード、各ギルドカードでの支払い
報酬や、給金等が各カードに振り込まれている為