表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

気になる娘。

「ねぇ、なんでなんで?」


 知波ちなみ、とっても気になるの!


「ほら、やっぱり有名人ってお金持ちだし……」

「このご時世、収入は重要なFACTORなのよ」

「そうなんだー!」


 クラスメイトが休み時間に読んでいたのは、男の人の五人組アイドルグループが写っている雑誌。下の方に「結婚するならどんな人?」と書かれたインタビュー記事が載っていた。


「イリシアはこの中だったら誰と結婚したい?」

「ワタシは夏十なつじゅう一択! ギャランティーに重点を置いた場合は彼こそBEST OF BESTよ!」

夏樹十蔵なつきじゅうぞうかー。ちょっとストイック過ぎない? 結婚生活を考えると、ちょっと……。それより、私は……うん、プリンスカズかな」

「Oh……。一之宮一弥いちのみやかずやね。彼のサッカーの腕はとてもOPEN YOUR EYESものね。まさに高速のVISIONよ」

「……ん?」

「ん?」

「目を見開く……? ………………………………あ! 電波ちゃんは? 結婚するなら誰?」


 どうしてか、知波ちなみはクラスメイトや友達に「電波ちゃん」って呼ばれてる。なんでだろ?


「結婚かー……。うーん、今はそうゆうのいい」

「あー、そっか……」

「PURE……?」

「でもね、もし結婚する時は、お母さんにドレス選んでもらうの! 昔約束したの!」

「え…………あー……そうなんだ。綺麗なウエディングドレス、選んでもらえるといいね……」

「We hope……。んー、We wonder……? ……Non Non Non…………」

「?」


 なんだか、二人とも変……。なんで?


 知波ちなみ、とっても気になるの。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ