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主人公、キャッスルコアのレベルが上がる

俺はシーラの元を訪れていた。


ザシュとの闘いが終わり、川で簡単に水浴びを済ませてさっぱりしてきた後のことだ。それにしても川で水浴びって、どこの原住民だろうか。しかも服は相変わらずまだ1着しかない。「カイト様!」と兵士たちから言われても、何だかなぁ…と思わずにはいられない。


まぁ、そういう話は置いといて、今回はまた別の話だ。


先ほど、シーラから話があるといわれた。そしてその話が何なのかは大体わかっている。ザシュというガバナーを倒したことで、確かルールで言えばキャッスルコアのレベルが上がるはず。それに1500人もの人とゴブリンを殺したのだ。当然レベルも上がっていることだろう。


人を殺した…というのは正直実感がわかないことではある。なんせ、直接手を下したわけではないのだから。だけど、自分の意志によって人を殺したという事実だけはしっかりと心に焼き付けておかなければならない。


さて、シーラの元についた。


「シーラ、来たぞ。」

「カイト様!お待ちしておりました。」


俺たちがいるのはキャッスルコアがある場所。丁度俺が寝泊まりしている長屋だ。この長屋は俺専用ということになっている。正直一人でこれだけ大きな部屋を使わせてもらうのは現在のカイト領の状況を考えると気が引けるのだが、そこは皆が譲ってくれた。


「まずはおめでとうございます。ガバナーの討伐、無事成功ですね♪」

「まぁ、今回は相手に恵まれただけだな。次はこんな簡単にはいかないだろう。」


そう、おそらく今回倒した相手ははっきり言ってボーナスキャラとでもいうべきだろう。


「確か、ガバナーを倒すとキャッスルコアがレベルアップするんだったな?」

「はい!そうです。これでめでたくカイト様のキャッスルコアはレベル2になりました♪」


確かに、目の前のキャッスルコアは以前見たときに比べて大きさが大きくなり、さらに放つ光も強くなったように思える。


「キャッスルコアのレベルが上がると支配領域が増えるんだったな。」

「はい。これで支配領域は0.5㎢から1㎢になりました♪」


だが、正直言ってあまりピンとこない。支配領域が増えるといっても、カイト領は既に0.5㎢以上の土地でバナナ農場を作ったりワイルドボアの牧場を作ったりしているのだ。


「なんだか、地味だよな。」


支配領域が増えたとしても、その恩恵を理解できていなかった。


「カイト様はまだ都市アイテムを持っていませんからねぇ…そう考えてしまうのも無理はないと思います。でも大事なことですよ?」


「そう、その都市アイテムだ。確かそれを買うには神殿都市に行って買わないといけないんだろう?どうやって行くんだ?」


「ちゃんと順を追って説明しますから、そう慌てないでくださいよー」


シーラの説明ほどあてにならないものはないのだが、まぁ、黙って聞くことにした。


「まず、キャッスルコアのレベルが上がったことで、神殿都市へのワープ装置が作れるようになりました。こちらがそのワープコアです。」


そうしてまたシーラの豊満な胸元から取り出される宝玉を目にした。これまでキャッスルコアやらソルジャーコアやら様々な宝玉を目にしてきたが、それと大差ない。正直、どれがどれだか区別がつかない。


「なるほど。で、そのワープコアはどこに設置するのがいいんだ?そもそも、神殿都市に行けるのは誰だ?」


「まず神殿都市に行けるのはガバナーおよびその従者です。設置場所は問いませんよ?まぁ、カイト領ならカイト様の居住地あたりでいいんじゃないですかねぇ?どうせミヨさんと一緒に寝泊まりしてるんでしょうし。」


俺はドキッとした。まぁ、人に言うことではないから当然シーラにも俺とミヨのことは話していない。にもかかわらずばれているというのは何故だろうか。


「…えっと、ばれてる?」

「…えっと、ばれてないと思いました?」

「…えっと、どうやって知ったの?てか、みんな知ってるの?」

「…えっと、みんなかどうかは知りませんが、ミヨさんがここで寝泊まりしてるのは結構広まってると思いますけど…それで何もないとか言ったら、カイト様はどんだけヘタレなのかと。」


まぁ、狭い場所に500人の人間が寝泊まりしているのだ。プライバシーのへったくれもあったものではないので、つまりはそういうことなのだろう。


「まぁ、それならそれでもいいか…よく考えたら別に隠すことでもないしな。」


「そうですよ。というより、カイト様は欲がないというかなんというか、普通男性のガバナーの皆さんはお盛んなんですけどねぇ。とっかえひっかえですよ。」


「それは俺も思うところがないわけではないが、歯止めがきかなくなりそうだから控えてるだけだ。」


自分が王様な上に、王に忠実な兵士として人間でもエルフでも作り放題なのだ。普通、ハーレムでも作ってしまうだろう。


「えっと、話がそれましたね。というわけで、神殿都市に行けるようになりました。それとこれを差し上げます。」


「何だ?」


手渡されたのは宝石のようなキラキラ輝く1つの石。


「それは神殿都市の通貨であるジュエルというものです。その一つで100ジュエルになります。」


「ほぅ。」


「そのジュエルで都市アイテムを買えます。頑張って貯めて都市アイテムを買いましょうね!」


「うん、まぁ、わかったけど、そもそもこのジュエルで何が買えるのか簡単に教えてくれない?」




というわけで、聞いた結果がこれだ。


神殿都市で売買される物資オリハルコン 1t : 300ジュエル

ミスリル 1t : 100ジュエル

アダマンタイト 1t : 500ジュエル

ランダム転移500ジュエル

高級転移2,000ジュエル

1日バリア1,000ジュエル

3日バリア2,500ジュエル

1週間バリア5,000ジュエル

霧隠れ3日1,000ジュエル

霧隠れ1週間3,000ジュエル

低級兵士緊急雇用(1,000名)1,000ジュエル

高級兵士緊急雇用(1,000名)5,000ジュエル

爵位購入相場は大体10,000ジュエルから。あとは買う爵位による

英雄召喚宝玉1,000ジュエル

HP回復薬(100回復)100ジュエル

HP回復薬(500回復)300ジュエル

MP回復薬(100回復)100ジュエル

MP回復薬(500回復)300ジュエル

AP回復薬(100回復)100ジュエル

AP回復薬(500回復)300ジュエル

部隊テレポート(500人まで)500ジュエル

部隊テレポート(1000人まで)800ジュエル


うん、100ジュエル程度ではHP、MP、APの回復アイテムしか買えないな。

一気にモチベーションがダウンした。

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