7/12
第七章 『力』
⒎ 『力』
「もらった!」
緑色の地面を蹴り上げたオレは、上空へと跳躍を果たす。
そして、最高到達点へとたどり着いたその瞬間、すかさず腰に吊るした鞘から、自身の相棒、『剣』を引き抜いた。
「ハッ!」
そんな掛け声と共に、何もない空に向かって剣を滑らせ、横一文字を刻み込む。
もちろん宙になんの変化もない。
しかし、オレはすかさずその位置に手をかざす。
「うぉおおおお!」
オレの叫びに呼応するように、手は青色の輝きを放つ。
そして空に、ほぼ透明な三日月型の刃を出現させた。
下方に目をむけると、ヒモルの奴が「おお」っと口を丸く開けているのが見える。
今更おどろいてもすでに遅い。
オレは、そんな敵に狙いを定め、
「くらえ!」
生まれたばかりの三日月を剣でフルスイングする。
はじかれた三日月は加速され、一直線に目標へと接触し、大きな爆発と土煙を引き起こした。
オレは、地に降り立つと、手応えを感じながら叫ぶ。
「どうだ、オレの“アンカー”は!」
戦闘描写の難しさを勉強させていただきました。いっそ「ヒュッ、ガキン、ドーン」とかで全部通じれば、どんだけいいか……。どこかにそんな優しい世界……ないですね、はい。努力します!




