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日常の終わり

初投稿・初挑戦です。がんばっていきたいです。

ご指摘・ご指導ありましたらお願いします。


日常は往々にして崩れ去る。


俺は、不知火シラヌイ 龍人りゅうと

今日もいつも通り一人で窓際の隅で本を読んでいる。

別にボッチというわけではない。話す相手がいないわけでもない。

とある人物のせいで、クラス委員長を中心に敬遠されているのだ。


「おはよう!!龍君」


もうすぐHRが始まろうかという時、横合いから挨拶がとんできた。

挨拶をしてきたのは、俺が一部のやつに好ましく思われていない原因となっている幼馴染の竜胆涼香リンドウスズカだった。成績優秀・性格もいい・容姿端麗と、俺とは違いハイスペックな涼香を狙っている奴は多く、その涼香に俺がなれなれしくしていると俺をねたんでいる奴がいるのだ。

まったく、勘違いも甚だしい。こいつにはよくしてもらっているが、それは家が近いというだけのことだ。かわいいとは思うが、俺なんかを相手にするわけがない.

しかし席が教室の隅と隅で離れれているのに毎日ここまで挨拶に来るのだろう?


「おい、涼香さんが挨拶してるだろうが!返事をしろ」


あぁ、またか、俺に今怒鳴りつけてきたのは、神藤光輝シンドウコウキクラス委員長で次期生徒会長とささやかれているイケメン様だ。ことごとく涼香が俺といると絡んでくるめんどくさい野郎だ。


「おい、聞いているのか!?」

「あ~ハイハイ聞いてる・・・よ?」


その瞬間教室は光に飲み込まれた。

いつ戻りの朝、いつも通りの教室、すべてがいつ戻りだった。

そんなことを考えながら、俺は日常の終わりを感じた。

それと同時に、退屈だった日々に別れを告げられえることに喜びを感じた。



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