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我とお主と

「お主と出会ってもう随分とたつの・・・」

ああ 確か生きるか死ぬかの修羅場なのにいきなり


「そこの若造・・・気に入ったぁ!」だっけ? 死に掛けの俺によく言うよ


「その後治療して契約していないと今頃黄泉の国だったな」


今じゃ笑い話だけどあの時 あの場所は本当に地獄だった。

何が現実で何が幻想が分からない そんな生き地獄


敵に致命傷喰らい もはや死にそうな俺の目の前に現れた一人の女性・・ 女子かな? その際どうだって良かった。


「お主・・ その目死んで無いな 生きたいか?」


誰 あんた? そんな所で立っていると敵に殺して下さいと言ってるようなもんだぞ?


「ん? 我か? 我は強いからその辺にいる雑魚兵士とは違うぞ」


強い? どう見ても少女・・


「ああ! 今はともかく お主は此処のまま死ぬか 生きとうないか? 二者択一じゃ 選べ!」


そりゃおまえさんに可能性あれば生きたいよ で どうすればいい?


そうすると彼女は嗤ってこう言った。


「簡単な事よ 我と契約するのじゃ そうすれば今の状態から数倍良くなる 但し 条件がある」


条件? さっさと言ってくれ こっちはこっちで血が・・


「条件は我の願いを達成する事 もう一つは死ねない体になる」


願い!? 死ねないはともかく・・ 何だよそれ


「契約したらその内話す どうする?」


この状況から打開できるなら喜んで契約しますよ。 で名前は?


「そうか 我の名前はー」


で 契約(?)してあの修羅場抜けだしてはや数週間


このちっこい主さんの願いを聞こうとしてもこうだ


「あの時 言った事を忘れたとは言わせぬぞ いつか話すと」


いつかねえ こっちはあんたの契約のせいで死ねないんだ


「なに お主は分かる時がある辛抱せい」


そう言う彼女は微かに笑ってた






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