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誰のために鐘はなる?  作者: たゆたうよ
第五部 火の灯る場所で
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第一章 休憩タイムのはじまり

視界がゆっくりと明転する。  

転送の光が収まると、そこは殺風景なミッション空間ではなかった。

草原。夜の静けさに包まれた場所。  

焚き火のそばに並んだいくつかのテント。  

空には満天の星。


「おつかれさま〜♪ ここで、ひとやすみだよっ☆」


あの球体の小動物、ポルルが笑顔で浮かびながら言った。


「きみたち、魂バッファがそろそろ危ないからね〜。ここは“休憩領域”! ミッションとミッションの合間にある、小さなサンクチュアリなのだ☆」



「……それ、また“誰かの設計”ってことか?」


カエデが低く問う。


「ん〜ん。ここは特例中の特例だよっ♪ 深く考えなくていいってば〜。じゃ、あたしはまた観測席に戻るね〜、ばいば〜い☆」


ポルルが光の粒となって消えると、空間には静寂が戻った。


「……なんなんだ、あいつ」



「でも……今は、ほんとに“休憩”みたい」


シズハが空を見上げた。  風も穏やかで、焚き火の音だけが静かに空間を満たしていた。


(こんなに、穏やかな時間なんて……久しぶり)  

(でも……この静けさすら“仕組まれてる”気がして怖い)


彼女の胸には、どこか割り切れない感情が残っていた。


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