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3話 天使の頭の輪っかの正式名称ってなに?

 そうは言ったけどこれから学校なんだよな......



 正直言って今日は別に行っても行かなくてもどっちでもいい。

 行った方がいいに決まっているが



「......よし!零士、せんせーに今日休むって言っといてくれ」


「まぁそれは時々あるしいいけど......いいなぁ...」


 天使オタクからしたら天使が俺の部屋に来るって言うのが羨ましいのだろう。

 でも、そんな無理に言ってこないのは天使がこの人だけじゃないからだろう。


 んー、例えばあるグループアイドルが好きな人がいてその人はそのグループが好きなだけで個人個人はあまり...って言う感じかな?

 あんまりそう言うことないからわからんけど...



 その後は天使さんを連れて今来た道を戻る。


 ちなみに俺の家族は4人家族だ。

 父さん、母さん、姉ちゃん、俺って感じだ。

 父さんはサラリーマンで母さんは社長をやっている。

 普通逆じゃね?と思うかもしれないが母さんは出来る人なのだ。

 そしてその母さんは息子目線から見ても美人。

 よく母さんのこと捕まえたなって父さんをよく見ることになったことも多い。


 そんな母さんを受け継いだのか姉ちゃんも美人だ。


 ん?俺?俺は父さん似だな。

 まぁ父さんもイケメンではないがそれなりに顔も整ってるし、髪もふさふさだ。

 俺の将来は安泰だろう。



「そういえばあんた名前なんていうんだ?」


 俺は隣に歩いている天使さんにそう言う。


 天使さんはあまり見たことない光景なのか住宅街をキョロキョロと見渡していた。


「ん?名前はル.......ルミナスだ。」


 ルミナス?そんな名前の天使いたか?

 いや俺が知らないだけでいるのかも知れないけど...

 それよりさっきからずっとファサファサファサファサ音が鳴っている天使の背中を見る。


「なぁ。それうるさい。」


 俺は翼を指を指しながらそう言う。

 飛んでないけど微妙に動いているのだ。この翼。

 その翼同士が当たってファサファサ言ってる。


「あっ、すまない。」


 そう言った瞬間に翼が消える。ついでに光っていた頭の上の輪っか(なんて名前かわからん)も消える。


(え!?収納可能なの!?)


 驚愕の事実っ!!


 天使さん......あんた翼収納できたんやな。



 頭の輪っかも周り明るいからわかりにくかったけど多分あれ光ってた。


「それなくなるんだ...」


「私はここに来るのは2回目だが、友達天使達は翼と天使の輪っかを消してよく遊んでいるらしい」


 えっ!そんな感じで天使って遊びに来るの?もっとブワァァァーーーーンみたいな効果音出しながら現れて優雅に楽しんでいるもんだと思ってたけど、結構庶民的だな。


 というかルミナスもあの輪っかのこと天使の輪っかって呼んでるしそれが正式名称なの?

 と思って聞いてみると


「.......なんて名前なんだろ...私もわからん」


 正式名称じゃないらしい。

 ルミナスがそう呼んでいるだけらしい。



 名前なんていうんだろ......




 この事が家に帰るまでずっと頭の中で蠢いていた。


みんな想像は出来るけど名前がわからないやつランキング1位。絶対これやろ。

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