表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スクセの巫女がチョロすぎて…  作者: アホイヨーソロー
186/211

少女が現れ四苦八苦…の3

 許可をもらったのでルリたちと別れ、アルバートとキーウィは二人で街に出た。

「なんか最近、取り締りっていうかルールに厳しくなってきましたね。巫女様。」

「あんま外でその言葉を口にするな言ってんだろ。」

 二人肩を並べて街角を歩いていく。もう夕暮れである。このあたりは背の高い建物が多く、通りは日が暮れると暗くなってしまうため街灯が等間隔で道に連なっている。

 昔はガス灯に燃料を供給し明かりをともしていたらしいが、光源としては弱くまた外の空気を淀ませてしまうので、マジックランタンなどの魔具による点灯に切り替えられる。ただそれも魔力の管理機関に月2の定期検査を頼んだりと効率があまり良くないので、結局のところダイオードライトが今では一般的である。

 そんな電灯をすっ飛ばして現れた視感性の高い道をブラブラしながらお目当ての防具屋を探す。通りに面した防具屋は人気店が多いがどれも質はそこそこ値もそこそこといったところで、一級品の品があるようなところは大型の百貨店などに入っている高級志向の店に限られる。

「オーダーメイドがいいなあ…」

「アホ言うなよ」

 そういう職人制作のものは当然値がはるし、予約しても何ヶ月、下手したら何年も先のことになる。しかも質は腕前に大きく左右される。

「汎用鎧で我慢しろ」

 とは言っても、使い捨て前提の壊れやすいボロをこの男に与えるわけにはいかない。前線に立つキーウィにはきちんとした防具を与えるつもりではあった。

「そういうのはこういう路地に…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ