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89.予感がするわ。良い予感も、悪い予感も。女の勘よ

 



「どうだった!? 私ってばとっても悪役令嬢っぽくなかった!? こう、扇子を口元で広げて不敵な笑みを浮かべるかの如きプレッシャーを人間たちに与えてなかった!?」

「そうね、そうだったかもしれないわね。そこはかとなくそんな気がしないでもなかったわね。クレア、ルリカ、この人間の手足を縛るから手伝って。目覚めて暴れられても面倒だし」


 人間たちの前から転移した後、興奮気味に話す私をエルザさん適当にあしらうの図。

 ちくせう、全然真面目に話を聞いてくれませんヌ。あんなに格好良く悪の華を演じたのに! 私ってばとってもワル子さんだったじゃないの!

 悔しいのでゴロンと地面に転がり、ヒレをペチペチさせてエルザに要求。


「エルザが真面目に相手をしてくれないので、オル子さん不貞腐れました。こうなったらヤケ食いタイムです。暴れてお腹が空いたので何か食べ物を要求するう! 私の機嫌をとりたければ、今すぐ相手をするか甘いお菓子をおよこし! トリック・オア・トリート!」

「ルリカ、やっぱりこっちの手伝いはいいわ。あなたはオル子の相手をしてて。適当に食べ物を与えていたらその子は静かになるから」

「喜んで。オル子様、お口を開いてくださいな。ミュラ様とミリィもご一緒に」


 アイテムボックスから取り出したお菓子をルリカに投げ渡したエルザ。ああん、いけず。

 でもルリカが代わりにお菓子をくれるなら全然許しちゃう! ぴょこんぴょこんと飛び跳ね、ルリカの前に着地して口を開けておねだり! 私の背中の上で、横になったミュラとミリィもお口をオープン!

 ニコニコ顔のルリカが、私たちに甘い甘いお芋のお菓子を運んでくれる。うーん、デリシャス! 疲れた体と頭には甘い物が大事ね!

 字面に横たわり、お菓子をモチャモチャ食べながら、エルザたちの人間拘束を観察中。お菓子といい、縄といい、エルザのアイテム・ボックスって何でも入ってて便利ね。未来から来た狸か何か?


「砦まで運んで、そこで情報を吐かせるのだな?」

「ええ、そうよ。人間たちが国境を超えてきた背景、その正確な情報を握っておきたいの。もっとも、一番情報を持ってそうな奴は誰かが首を切って落としちゃったけれど」

「う……す、すまん。主殿への暴言に、手が止まらなかった」

「冗談よ。むしろ、クレアが敵の頭を仕留めてくれたおかげで、情報を吐かせやすくなったかもしれないわよ。情報を出さなければ、敵の頭であろうと容赦なく殺すと印象付けられたでしょうし。まあ、強情に吐かなくても、吐きたくなるように事を進めるけれど」


 まあ怖い。人間、悪いことは言わないから早く情報を吐いたほうがよくてよ。

 エルザは前にも山賊から情報を抜き取るためにあれやこれやとやってたみたいだし。あれやこれやの内容は残虐過ぎてオル子さんには言えないよ! 人間の頭をプチトマトみたいにプチッと潰すことしかできない、そんな私にはとてもとても。


 しかし、分かってはいたことだけど、人間を殺すことに本気で抵抗なくなってきちゃってるわ。

 何だろう、人間を大量に殺してても『あー、これならまだアスラエールの骸骨軍団の方が厄介だったなあ』なんて感想しか出てこなかったし。あと『森王君臨』便利だなーとか。

 好き好んで殺したいとは思わないけど、向かってくるなら殺すことに躊躇が全くない。私の中で『人間』はそんなポジションに落ち着いちゃったみたい。


「おかしいなー、元人間だったことに葛藤し、『駄目! 私やっぱり人間を殺すことができない! だって、私……心は人間なんだもん!』なんて涙を流しながらヒロイン演じるつもりだったんだけどなー。まるで私ってば身も心も魔物みたい! おかしいなー、おかしいなー、お菓子っていいな!」

「おい、『魔選』を順調に勝ち抜いてる魔物が意味不明なこと言い出したぞ。かつての俺を平然とぶち殺した奴が魔物じゃなくていったいなんだっつーんだ」

「放置しておいて。十秒も経てば別のこと考えてるから」


 ふむう、やはり魔物として異世界で生まれ変わって、人間だったの頃の常識とか概念がブレイクしてるのかしら。

 流石に殺人令嬢になんてなる予定はないから、人化できたら極力殺生の無い生き方を心がけましょう。 殺し合いより愛し合いたい、そんな私ですよ! 一生をかけて、素敵な恋がしたい! 命短し行動せよ乙女、出会いは自ら動かなきゃ始まらぬう!


「ルリカ、ルリカ、オル子さんは恋がしたいですよ! アクア・ラトゥルネの姫だった縁から、素敵な海産系イケメン男子の伝手とかあったりしません? オル子さんに素敵な出会いをプリーズ!」

「申し訳ありません、私に異性の知人など、くすりと笑えるような容貌をした子犬くらいしか」

「おい、待てこらルリカ。今テメエ、軽く俺に喧嘩売ったよな? まともな飯も用意できねえくせに、好き勝手言いやがって」

「食事ならきちんと用意しているではないですか。私の作った料理が不味いと、食べられないというのなら、クレアや他のアクア・ラトゥルネにでも頭を下げれば如何ですか?」

「いや、不味いとは言ってねえだろうが。作るのはテメエでいい、テメエがいい。だが俺の飯に野菜を入れるなっつってんだよ。俺は肉しか食わねえんだよ」

「私が作る以上、必ず野菜も食べてもらいます。嫌なら他の人にお願いするか、大人しく飢えて下さい」

「こんの頑固野郎がっ! ガキの頃からそういうところはちっとも変わりやがらねえ! いいから俺好みの飯を作りやがれ! 肉だけを食わせろや! 肉だよ肉!」


 何か口論を始めたポチ丸とルリカ。この二人っていつもこんなやり取りしてるわね。

 ルリカが忙しそうなので、ぴょこぴょこと飛び跳ねてエルザとクレアの傍まで移動。どうやら人間を縛り終えたらしいわ。中年貴族らしき人間、手足を縛られて失神なう。


「この人間をテイクアウトする準備はオーケー? 黒白オル子の宅急便が砦まで運んじゃいますよ?」

「ええ、待たせたわね。このまま籠に放り込んで転がしておきましょう。オル子、籠を取り付けるから準備をお願い」

「あいあいさっ!」


 みんなが乗るための籠、そのロープを私の体に巻き付けていく。あっという間にオル子ー船の完成です!

 準備が出来次第、次々と乗り込むみんな。私の背中の上をしっかりキープするミュラとミリィ。出発進行! 飛空艇よー!


 そういえば、戦闘以外でミリィはあんまり人化する気はないらしく、今も私の上でチビドラゴン形態、ミュラに抱っこ状態です。うぬう、もったいないですぞ。

 もし私がそのスキル使えたら、余裕で人化しっぱなしなのに。ああ、ミリィの代わりに私がスキルを使ってあげたいくらい……いや、待って。他人のスキルを使う?


 ポチ丸って、確かそんなスキル持ってたわよね。『鯱の威を借る子犬』、だっけ。

 そして、剣化したポチ丸を持ってると、クレアってポチ丸のスキルを使いこなせたわよね。

 つまり、剣化したポチ丸剣を私が持って、そのスキルを使えば人になれるのでは……? う、うおおおお!


「ポチ丸! あなたの『鯱の威を借る子犬』でミリィの『竜人変化』を使えたり……」

「しねえぞ。試してみたが、お前の六王関係スキルと同じで使用不可だった。俺も人化できりゃ、グラファンの頃のステゴロで戦い方に幅が出来ると思ったんだがな」


 駄目でした。しょぼーん。

 やっぱり人化するには、ドラゴンを目指すしか……オルカとドラゴンの複合、オルドランに私はなる!

 テレビの前のみんな、部屋は明るくしてテレビから離れて最強令嬢オルドランを見てね! チャンネルはそのままで!



















 砦につくなり、ラヴェル・ウイングたちから賞賛や歓声の嵐。

 500人規模の人間を無傷で一蹴し、強さを示したことが魔物である彼らの心をこれでもかと震わせたらしいわ。魔物は強者が好きだもんね。ほほほ! 強くて可憐な私たちですよ!

 沢山の男性たちに賞賛される、まるでもてはやされる令嬢のよう! ラヴェル・ウイングたちの間をゆっくりゆっくり移動していると、エルザに『早く行きなさい』と怒られました。愉悦に浸りたいんだもん! 少しくらい許して!


 会議室に辿り着き、待っていたキャスとライルにぽいっと失神した中年男性を差し出し、人間たちをぶっ潰したことを報告。

 私の話に、キャスは苦笑気味に、ライルはすこぶる満足そうに頷いてる。


「500人もの騎士たちを一蹴か……やはりそなたたちは規格外じゃのう。まさかこんなに早く、それも無傷で戻ってくるとは」

「うにゅ、キャスには申し訳ないけど、正直敵にもならなかったよ! 『森王』の骸骨召喚に比べれば、ヌルゲーでございました!」

「話を聞く限り、軍を率いていたのはガルバラ伯爵家。ガルバラ家と言えば、アルガス兄上の派閥じゃったな。そしてこやつは確かリッジベルト・ルーズ子爵、ルーズ家も兄上の派閥……すなわち、サンクレナの王となったのはアルガス兄上なのじゃろうな。ならば、此度の出兵にも話がつながるの」

「そうなの?」

「うむ。アルガス・アルドリック・サンクレナ。第一王子で妾の兄上なのじゃが、ラグ・アースを認めないことで有名じゃの。奴隷として使うことも許さない、存在することすら認めない。魔物の血の入ったラグ・アースは全て殺してしまうべきだという考えじゃった」

「王に成りたてで、国民に己が力を示す意味でも、ラーマ・アリエの奪還と支配している魔物の討伐は好機だということね。ついでに言うなら、これを機会にラグ・アースを魔物と一緒に皆殺しにする、と」


 エルザの問いかけに、キャスは頷いて肯定する。

 ほむ、魔物嫌いで有名な王子様なのね。その王子様は王になるや否や、ラーマ・アリエを支配している魔物の親玉を殺すために兵士を送り込んだと。

 しかし、その魔物の親玉は大変ねえ。これから先、人間に狙われるってことよね。同情するわあ、オルカナティアの王様、ご愁傷さま……って。


「それってつまり、私が人間からも狙われるってことじゃない!?」

「今更何を言ってるのよあなたは。そんなものは、オルカナティアを建国した時点で決まっていたことじゃない。人間の領地を奪って支配しているのだから」

「なんてことなの、なんてことなの……西を向けば人間たちが、東を向けば魔物たちが私を狙って蠢いているなんて! オル子さんピンチよー!」

「ついでに言えば、北には竜族がいるわよ。キャスを竜族から横取りしてる上に位の高そうな竜族を一人殺している以上、狙われるかもしれないわね?」

「いーやー! そんな殺伐とした異世界逆ハー物語なんて嫌あああ! 殺し殺され合うよりも愛し愛され合いたいの! しゃるうぃーらーぶ!」


 人間に魔物に竜に、どいつもこいつも非力で無力な私を狙っているなんて!

 はっ、つまり連中は私を連れ去って強引に結婚を迫る気ね! 早くかかってきなさいよ! 何をのんびりしてるのよ! 男の子でしょう!? 壁ドンとかしてもいいのよ!


「しかし、魔物に奪われた支配地を奪還するには、500人では不足だな。敵の頭も私の剣に微塵も反応できずに首を落とされたからな。あの程度の者が頭を張るようでは脅威にならんぞ」

「魔物と違い、人間は強者が群れを率いるとは限らんのじゃよ。恐らく、今回の兵士は捨て駒じゃろう」

「捨て駒?」

「王となり、アルガス兄上にとってガルバラ家もルーズ家も最早不要な存在となった。こやつらに少数の兵を率いてオルカナティアへ侵攻させ、こちらがどんな反応を見せるか観察してるんじゃろう。そのまま敵を仕留めれれば問題なく、失敗しても切り捨てようとしていた連中じゃから痛くもなんともない」

「つまり、人間たちが本格的に侵攻して来れば、500どころじゃ済まなくなるのね?」

「うむ。他国との国境沿いの兵士は戻せずとも、騎士団の本隊や正規兵、騎士団ではない末端の兵を全てこちらに向けてくると考えれば、その数は30万を下るまい。徴兵具合にもよるが、本気を出せば50万を超えるかの?」


 いやいやいや、何その兵数。三国志か何か?

 流石にそんな数をぶつけられちゃうと、無双前に魔量値切れ起こしちゃうわ。

 『他国とのにらみ合いもある故、その数を送り込むとはよほどのことが無い限り考えられんがの』とキャスは補足するけれど……ぬう、その数が押し寄せられたら、ちょっとオルカナティアを守り切る自信がないですぞ。

 不安になっていると、エルザがポンと私の頭に触れながら口を開く。


「不安そうな顔をしないの。この程度のことは想定内よ」

「ほむう……でも、流石に30万は」

「ハーディンやイシュトスと戦う前の良い実験相手が出来たと思いなさい。相手が数多の人間を送り込んでくるなら好都合だわ。オルカナティアにおける集団戦の練習、そして経験値を稼ぐ意味でも存分に人間を利用してあげましょう」


 やだ、エルザが男前過ぎるんですけど……まるで人間が虫けらのよう!

 口元を緩めて笑うエルザの顔、これは人間を美味しい経験値として見るゲーマーの顔よ! 逃げてー! メタル人間逃げてー! オル子さんの魔人プレスで会心の一撃よー!


「しばらくオルカナティアから動く予定はないものね、良い機会だわ。オル子、所有する支配地から魔物を追加で呼んでおいて、そして、サンクレナの国境沿いに多くを分布させるように」

「うむ。オル子が次はないという警告を送り、国境沿いに魔物がウジャウジャとわいている以上、サンクレナも迂闊に動けんじゃろう。なにせ、下手を踏めばその魔物が全てサンクレナへと侵攻してくるのじゃからの。次に攻めてくるならば、万全の準備が整った時じゃろう。オル子、素晴らしい仕事じゃったぞ」

「でしょー!? 頑張ったでしょー!? もっと褒めてくれていいのよ! 世界一可愛い私を愛してくれてもいいのよ!」

「愛い奴愛い奴、ほれほれ」


 キャスにされるがままに撫でまわされる私。むふー! 愛を感じる!

 私やミュラ、ミリィを撫でながら、キャスが再び口を開く。


「オルカナティアに戻ったら、色々と指示を出さねばのう。対サンクレナを見据えて、攻められにくい開発を行うべきか……リナに頭を下げてゴーレムの量を増やしてもらい、防衛用に小回りの利く小型を配備して……」

「むむっ、これは内政のターン! 知識キャラとして定評のあるオル子さんも内政チートするよ! 米と醤油があれば異世界最強、これ常識だから! つまり、二つを複合させた焼きおにぎりこそが異世界を制する鍵だった……?」

「うむ、そなたはいつも通り、執務室で転がって妾の癒しになってくれれば助かるぞ!」


 やんわりとお手伝い拒否されました。解せぬ。

 いいもんいいもん、オル子さんには執事喫茶があるもん。みんなに内緒でこっそり開発した、オル子さんプロデュースによる異世界店舗よ!

 これをきっかけにして、異世界に執事喫茶ブームを巻き起こしちゃうの! ジャパニーズ・萌えカルチャーの素晴らしさを異世界に広めるのです! これぞ啓蒙ですよ、けいもー!


「それじゃ、ルーズ子爵から情報を引き出すとするかの。現在、サンクレナの国内がどのようになっておるのか、兄上の臣下には誰がついているのか……知りたい情報が山積みじゃ」

「手伝うわよ。私も色々と掴んでおきたい情報があるから」

「僕も手伝いましょう。楽しそうですので」


 キャスに続くエルザ、そしてライル。ライル、その笑顔で尋問を楽しそうって……うーん、やっぱこの子、イシュトスのお兄ちゃんだわ。雰囲気とか腹黒そうな笑顔とかがよく似てる。

 とりあえず私は遠慮しておこうっと。中年男性の苦痛に歪む顔や声なんて聞きとうないでござる! 私はヒレをビシッと上げて宣言。


「それじゃ、オル子さんはダラダラして待つことにするね! 御用の方は発信音の後に続けてお名前とご用件とオル子さんへの『これだけは言いたい』という一言をお伝えください! ぴー!」

「ルリカです。私もオル子さまのお世話をして待つことにします。オル子様は私にとっての全てです」

「クレアです。私は鍛錬でもしていようかと思いますので、御用の際は声をかけて頂ければ。主殿、私はより腕を磨き、主殿の剣として在りたいと思います」

「エルザよ。尋問し終わったら戻るわ。オル子、あなた出会った頃と比べて食事や間食の量がとんでもないことになってるわよ? 太ったりしないの?」

「うわああああん! うわああああああああああん! うわあああああああああん!」


 オル子はわんわん泣きました。涙を零し、これでもかと必死にわんわん泣きました。ガチでマジ泣きしました。

 違うのよ、違うのよ。これは違うのよ。進化するにつれて、なぜか食べても食べても物足りなくなっちゃってるのよ。

 この世界に来たばかりの頃は、人間だった頃の量でお腹いっぱいになってたのに……これは進化が悪いわけであって、オル子さんが悪いわけじゃないの。

 何もかんもオルカが悪いのであって、私は生きるために仕方なく食べてるだけなのです。

 よし、自己正当化終わり。過酷な異世界で生き抜くために、私はこれからもモリモリ食べるよ! 体重計のない世界って幸せ!



 

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