5[かんなぎの妹と弟]編 1話
バサ・・・[布団から出た音]
トントン[階段を降りる音]
「お?起きたか?」
せんどうさんがご飯を作っていた。
「おはようございます、今何時かわかりますか?」
「んーと」腕時計を見た 「6時15分だな、」
そしてまた、ご飯を作り始めた、
あいつは……
「ゆかり起きたのか? おはよう 」
かんなぎは、汗を拭いて近づいてきた、
「おはよう、かんなぎ」
「松風は、まだ寝ているのか?」
「そうだよ」
「ところで……せんどうには告ったのか??」
その瞬間かんなぎには避けられない速さで叩かれた。
「馬鹿ーーまさか!言ってはいないよね?」
かんなぎは、圧倒的なオーラの前でうなずくことしかできなかった。
「せんどう兄さんおはよう、」
近くから松風の声が聞こえた、
「おお、おはよう」
松風はこっちに来た、
「おはよう、かんなぎ兄さん、それとゆかり」
「「おはよう」」
「おーい、そろそろ、ご飯だぞ、運んでくれ」
「了解( ̄^ ̄)ゞ」
「分りました、今からそちらに行きます」
「今日のご飯は何だ?」
「かんなぎが、好きなやつだ」
「おお!チャーハンか」
「朝からボリュームだな」
(太ってしまうかも(^^;; )
「なんだか、今日は作ってみたくなったんだよ(^ ^)」
「じゃぁ手を合わせて」
「「「「いただきます」」」」
「今日は学校に早く行くのか?」
「はい、私は生活委員なので」
「俺は友達がいるから早く行くだけだな」
「かんなぎはどうする?」
「せんどうと一緒に出る」
「了解した、よし片付けをするか…」
10分後……
「では行って参ります」
「いってくる」
「おお!気をつけろよー」
これが兄さん達と会うのが最後になることは知らずに…………