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齢19の夜

作者: 玖狼

なんてことのない1日。


いつものように学校に行き。

いつものように授業を受け。

いつものように友達と笑い。


そんな1日。

だけれども。


今日はちょっとだけ違う1日。


夜中に叩き起こされたり。

会う人皆に笑顔を向けられ。

皆それぞれに言葉をかける。


同じ空間にいても知らないだろう。

皆興味もないだろう。


それでも。

顔を見て。

思い出して。

言葉をくれる。

そんな人がいる。

それだけのことが。

ものすごく嬉しい。


なんてことのない1日。


それが私の誕生日。

後輩のお誕生日だったので。

誕生日って本人以外は普通の日、というフレーズをふと思い出しました。

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