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相当カッカ

「ハァ・・・。」


深くため息をつく。最近嫌な任務ばっかりだもーん。


「もう嫌になっちゃうよーだ!」

「・・・ビル・・・?」


あ、見事にテオドールに見られてた。こんなキャラが崩壊した私を見られては、私のメンツというものが粉々に・・・。


「えっ・・・とぉ・・・、今のは見てないことにしといたらいいかい?」

「ゴ、ゴホン。そうしてくれ。」


なんだろう・・・。今回ギャグ回の予感がプンプンする・・・。


「おいビル。そんなメタ発言はやめといた方がいいぞ。」




さてさて、気を取り直して行きたいところだが、一回ハメを外すとなかなか直らないタイプなんだよね~♪


・・・!待て待て、私は軍人だぞ。立派な軍人であるぞ。いくら作者(メタ発言)がシリアスに耐えられなくなったからと言って、いくらなんでもこのキャラ崩壊はまずいだろう・・・。


しかし、このギャグ回(メタ発言)を乗り越えれば、私ははるかに成長できるはずだ!そう、まるで、防御が硬いくせにすぐ逃げるアレを倒したときのように・・・!(はぐれメタ発言)



「ビルがどうしても元に戻らないから、俺から状況を説明しよう。

つまり俺たちはたった今から作戦会議に総統室へ向かうわけだが、作戦どころか、すでに戦況が絶望的ななかで、一体何を決めればいいのかと自暴自棄になった結果が今のビルですハイ。」


テオドール、実に見事なまとめ方だ!100点あげちゃお♪

・・・私のテンションがおかしいが今さら後戻りできない・・・!




総統室に入ると、たくさんの人が部屋の奥にある机に並んでいた。

総統は椅子に腰かけ、爪をかみながら報告を待っている。


しばらくすると、ドアがバンと空き、報告の者がやってきた。


「総統、東の情勢はかなりまずい雰囲気です。イギリス軍に攻められ、もう国境を越されました。」

「シュタイナーさえくればいいんだ・・・シュタイナーさえ・・・。」

「総統・・・シュタイナーは・・・」

「シュタイナー部隊は激しく消耗し、戦力になりません。」


絶望的な状況に皆が気まずい雰囲気になる中、総統の手がカタカタと震えだし、かけていた眼鏡をゆっくり外した。・・・この流れは・・・まずい!逃げなければ!


「今から言うもの以外は外に出ろ・・・。テオドール、ビル、カイテル、ヨーデル、クレープス、ブルクドルフ。」


捕まった・・・。



ほぼ全員が外に退室しはじめる室内で、私はテオドールと顔を見合わせ、これからおこるであろうことに肝を冷やした。


ドアがバタンとしまった瞬間、総統が叫んだ。


「命令をしたはずだ!攻撃命令をしたはずだ!

ボルシッチィ!私の命令がなぜ届かないんだ!!」


ボ、ボルシチ・・・?


「SS(親衛部隊)だって裏切り者ばかりだ!うそつきの将軍なんて大っきらいだ!」

「総統閣下キャラが壊れすぎd」

「知ったことかそんなことお前らが悪いんだよヴァーカ!!」

「ちょっと待ておm」

「将軍共なんてドイツ国民の屑野郎だ!」


総統が持っていたペンを怒りにまかせてぶちまけた・・・とこの流れはまずい!私がなんとかしなければ・・・

「t・・」

「畜生めぇぇぇ!!」

「・・・」


よし!総統より先に言うことに成功した!・・・ってなんだこの空気は・・・。


「・・・今度お前収容所行きな。」

「・・・ハイ・・・ってえええええええええ!!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


と、ビルが追い出されて話が再開された。


「私もやるべきだった・・・!大粛清をスターリンのように!」


止まらんなこれは・・・。


「ああもうだからその、お[ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー]」

「・・・(もう駄目だな)」

「・・・(ウム。)」


結局1時間も説教とキャラ崩壊を聞かされるハメになったよ。

ビルはやっぱり無事だかな。いや、無事かな?


あいつは元のキャラに戻るのに3日かかったがな。

しかし総統は10日かかったな。



っていうか何だこれ。



1945年 3月 ドイツ軍は敗色濃厚になり、ヒトラーはこのころから、精神衰弱をおこしていった。


―ヒトラー死去まで あと一か月―

どう見てもパクリです。本当にありがとうございました。

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