第一章:昏く…深く…森林の盟主、此処に在り Vol.2
毎日投稿ハードル高すぎる…
がち三日坊主的な感じになっちゃった…
ここは…宿屋?なんでこんなとこにいるんだ?確かついさっきまで遼人と一緒に蝙蝠を…
遡る事数分前…リュウトとサンバルトは『昏き雑木林』で遭遇した蝙蝠と戦闘していた
「こっちくるよ…!てか数超多い!!これ絶対20匹ぐらいは余裕でいる!!!」
「どういう攻撃してくるか分かんないから気をつけて!頑張れ!」
「おいリュウト!!人任せかよぉ!?!?」
ザァンッ!
ーー『昏き森の蝙蝠を倒しました』
ーー『昏き森の蝙蝠を倒しました』
ーー『昏き森の蝙蝠を倒しました』
「おいリュウト!こいつら一匹一匹は超弱いけど数多すぎる!!群れ三つぐらいあんじゃねぇの!?」
「そんなわけないって!大丈夫大丈夫!」
ーー『昏き森の群生蝙蝠に遭遇しました』
ーー『昏き森の群生蝙蝠に遭遇しました』
ーー『警告:付近に昏き森の蝙蝠の巣があります』
「あー……もしかしなくても…まずい?」
「俺もやる、こんなところで留まってたらいつまで経っても奥まで進めない!!スキル『弱部突き』!!」
「じゃぁ俺も!!スキル『薙ぎ払い』!!」
「まだまだこっからだ!!いくぞ!」
「「はぁぁぁぁぁ!!!!」」
そして現在……
あぁそうだった…そういや蝙蝠の数多すぎて結局死んだんだったな…
そうだサンバルトは…あいつもしかしてリスポ更新してない?
……いや流石にしてるか、一応あいつ俺よりも全然長くWAOやってるもんな
その時目の前にウィンドウが表示された
ーー『PN:サンバルトよりメッセージが届いています』
「メッセージ?そんな機能あったのか…どれどれ?」
[よぉリュウト…このメッセージ届いてるかな?まぁいいや
いやぁ負けちゃったねぇまさかあそこまで数多いとは…流石に予想外だったけど
とりあえず合流しようこの手紙を読んだら街の一番目立つ宿屋のエントランスに来てくれ]
一番目立つ宿屋って…ここだよな?しょうがない…一階まで降りるか
一階に降り、周りを見渡すとエントランス内のベンチの一つにサンバルトが座ってるのを見つけた
「おい来たぞ、サンバル」
「サンバルゥ??誰だそれはぁ」
「5文字だとちょっと長いから四文字にしてみた、どう?いいでしょう?」
「俺の名前…サンバルトなんだけど…まぁもういいやなんでも」
「で、この後どうするつもりだ?そろそろ19時だし、お前は夜ご飯じゃないか?」
「うん、俺は一旦やめるよ多分今日はもうログインしないと思う」
「じゃあ俺は1人でレベリングでもしてるわ、武器もそろそろ新しいのを買わないとだし…」
「じゃあ俺はログアウトするよまたあしたな」
「おう、あした一緒にできる確証はないけど…また」
瞬間、目の前からサンバルトだった光の塊がバラバラになって消えていった。
ーー『PN:サンバルトがパーティーを離脱しました』
はーなるほど…こういう感じでログアウトされるのか、面白っ
まじゃあ遼人もとりあえずはログアウトしたし、俺も飯行ってくるかな。
ーー『プレイヤーメニュー』
ーー『ログアウト』……お疲れ様でした
そして俺のWAO初プレイは終わりを告げた
隼人は頭につけていた専用機械を取り外し、一階へと降りた。すると、台所にお母さんがいることに気づいた。
「お母さんご飯後どんぐらいかかる?」
「あと10分くらいでできるわよ〜そろそろご飯の準備してー」
「はぁーい今日のご飯なに?」
「今日はハンバーグです!今日のは特に自信作よ〜」
「やっったぁ!!すぐ行く!」
そして50分後…満腹の隼人は再び自分の部屋へと戻って来た
「んー…やっぱあそこの蝙蝠の巣の近くで戦うとダメなパターンか…あそこの巣の中に前のウサギみたいなレアエネミーがいると踏んだんだけどな」
隼人は攻略サイトで先ほど自分と遼人を殺した蝙蝠について調べていた…
「お、短剣専用のスキルがあるのか…内容は…敵を倒すごとに攻撃力二倍ずつ上乗せ!?
しかも一回の戦闘で最大5層も重ねがけできるだって!?てことは最後の攻撃は攻撃力の32倍ダメージになるってことか…いやでもこれじゃないんだよな…もっと単純にDEX上げられるスキルないのかな…」
色々見て回った結果…特に有用そうなスキルは見つからなかったのでとりあえず盗賊専用スキルを覚えることにした。
『welcome:ワールド・アンフェイル・オンラインへようこそ』
目が覚めるとリュウトは宿屋のベッドの上にいた。
「なるほど…直前のリスポーン地点からスタートするのか、まぁ今回はそんなに長い時間この世界に入れないし、なる早でスキルだけ入手してやめますか!」
そんなこんなでリュウトはまたもや昏き雑木林へ向けて歩き出した…
ぎり…ギリギリ…ぎりっっぎり…2日連続投稿無しにはなっていない!セーフ!!