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序章:WAOでゲームライフに革命を!Vol.3

毎話2000文字前後で書きたいな…長すぎると読む気無くなるしね

「はぁはぁ…ごめん…遅くなった…」

「てめぇ今村さんと帰るからってゆっくり歩きやがって!!少しはこっちのことも考えろー!」

「はぁ…悪い悪いひまにWAOのレベル聞いてたら遅くなっちまった」

「今村さんもWAOやってるん?えまじ!?今何レベって言ってた?」

「聞いて驚くなよ…なんと…50レベだ…!今はレベルキャップ解放してないんだってよ」

「は…50!?たっっっかすぎだろ!?てか50ってことは一段階目のレベルキャップはすでに解放できてるのか…」

「レベルキャップ解放ってそんなに驚くことなのか?」

「もちろんだよ!25レベ以上にレベルを上げるために必要なんだけど…難しすぎて運営が次の大型アップデートで修正するっていう公式声明を出してるから今もう突破してる人はそれほどPSが高いってことなんだよ!」

(あいつそんなに難しいクエスト攻略してたのか…いくらひまのPSが高いとはいえ、遼人もちゃんとPSは持っているからな…こいつがこれだけ言うってことは相当の難所の可能性があるな…ちょっとずつ燃えてきたぞ…!!!)

「うしそうと決まれば早速買って速攻ログインしてみようぜ!今の話を聞いて俄然やる気が湧いてきた!」

「お前ならそう言うと思ってたよ…じゃあ買うか」



「いらっしゃいませーおぉ少年、2人揃って珍しい…何か新しいゲームを?」

「こんにちは店主さん、今日は隼人がWAOを始めるからカセット買いに来たんだ!」

「お!遂に隼人くんもWAO始めるのか!まさか隼人くんが今流行りの最新のゲームをプレイするとは珍しいね」

「ご無沙汰してます、ちょっと遼人に誘われてね面白そうだからやってみようかなって」

「ほほぉ…遼人くんもすこし前に買ったばかりなのにもう隼人くんを誘ったのか!」


ーー5分後

「はい毎度あり!目一杯楽しむんだぞ〜」

「もちろんです!」「ありがとうございます!」

「ふぅ〜買えた買えたあそこの店主さんいつも優しいからまじ助かる〜」

「俺も久しぶりに行ったけどまさか覚えていてくれるなんて思ってなかったな…前はほんと半年ぐらい前にレトロゲーム2、3本買っただけなのに」

「ま、それこそがあそこが未だ潰れていない理由の一つかもね」

ちなみにそれ以外の理由は品揃えの多さとか、安さとか、店の雰囲気だと思ってる

なんだかんだ話しながら少し小走りで家の前へと帰ってきた俺は遼人に別れを告げて、VR機械に電源を入れ、実におよそ数ヶ月ぶりに自分の頭へと装着した。


ーー『システム認証:実行中……』


ーー『エラー:アカウントログインが必要です』


ーー『入力中……エラー:パスワードが違います

        エラー:パスワードが違います

       サクセス:アカウントログインに成功しました』


ーー『カセット情報:カセットが差し込まれていません』


ーー『カセット情報:ワールド・アンフェイル・オンライン』


ーーーー『ゲームを起動します…少々お待ちください』


待つこと体感3分ほど経っただろうか…その時ウィンドウが表示された


  『ワールド・アンフェイル・オンライン』

       プレイしますか?

       Yes     No


答えはもちろん決まっている「Yes!」

その瞬間精神が体から離れていくような不思議な感覚に全身が包まれた。

久しぶりだな…ゲーム起動時のこの感覚…


『welcome:ワールド・アンフェイル・オンラインへようこそ』


目が覚めるとそこは何もない、ただ真っ白な壁に覆われた紛れもないVR空間だった。


ーー『システムメッセージ:ユーザー情報の設定』

ーーー『性別:  』

ーーー『生年月日:  』

ーーー『アバター:  』

ーーー『プレイヤーネーム:  』

ーーー『ジョブ:  』


これは…自分で入力してくださいってことかな?


ーーー『性別:男性』決定

ーーー『生年月日:2007年8月18日』決定

ーーー『アバター:長身型』決定

ーーー『プレイヤーネーム:  』

ーーー『ジョブ:盗賊』決定


プレイヤー名が一向に決まらない…普段やるゲームはオフラインかつそもそもプレイ人口がとてつもなく少ないから「隼人」でプレイしてたのだが、これはVRMMOの最新ゲーム…本名でプレイなんてもってのほかである。

隼人は自分では何分すぎたのか分からなくなるほど悩んだ…


ーーー『プレイヤーネーム:リュウト』決定


実に安直な名前ではあるが…この名前にした。理由は語呂がいいから、である

ちなみに職業に関してはさまざまなサイトを見た結果、最終的に「盗賊」へ決めた。


ーー『初期装備の確認』

  頭:なし

  胴:革の服

  足:革のズボン

  右:盗賊の短剣

  左:なし

  アクセサリー:なし


ーー『感覚同期を実行………』


ーー『サクセス:プレイヤーは自身のアバターを操作できます』


(本来の自分とは全然体格が違う体を動かすのは多少違和感があるが、やっぱこの感覚はVRゲームの一種の醍醐味だよな…)

ーー『初期事項の設定が終了しました。プレイヤー名:リュウトをフィールドへ転送します。』

その刹那、再び視界が光に包まれ、目が覚めるとリュウトは巨大な門の前にいた…

「やっとログインできた!おぉ人間の身体の再現度が半端ないな!」

…とりあえずまだ遼人から連絡も来てないし、ちょっと街の中でも探索してみようかな!

ギィィ 

まるで待ってましたと言わんばかりに自動で開いた扉をくぐり、リュウトは1人街の中へと消えていった

遂にログイン!WAO!

次回から物語がどんどん進行していきます!

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