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第3-1話 新しい生活

「広い所ね。思ってたより綺麗だし」


 殆どの作業を使用人達に任せてしまったけれど、貴族達の通う王立学園に程近い場所に引っ越しをした。


 セオドアが無茶苦茶なのか、アイバン公爵家の力が凄いのか。

 トリーシャの気持ちが最大限に汲まれた結果、トリーシャは学園で事務仕事をしつつ、偶にマナー講師として女子生徒達の指導に当たることになった。


 セオドアも所属を変えて貰って、ここから通える場所の騎士団の所属に変更した。

 ……その代わり団長から、副団長への降格となったらしいが本人はどこ吹く風だ。

 責任が減って清々しているなどと言っているが、強がりという訳でもなさそうだ。

 役職への執着心が無いのだろう。


 セオドアは望み通りレオに講師として剣術を教えられる事になって嬉しそうだ。


 ――レオを虐める奴が現れたら刻んで猫の餌にしてやりますよ!


 無駄に爽やかな笑みで物騒な事を言ってのけたが、うちの大事な四天王には変なモノを食べさせないで欲しい。


 しかし、セオドアの申し出は有り難かった。

 原作のレオは見た目のせいで周囲から浮いて、時には嫌がらせを受けるのだ。

 


「週末にはちゃんと帰ってくるのよ」


「うん。わかってるってば」


 レオにしっかり言い聞かせる。

 でも、ちょっと生意気に言い返すようになったわね。それだけ気を許してくれているって事だから嬉しいけど。

 

 レオは最初の予定通り寄宿舎で平日は寝泊まりする事になった。


 なるべく多くの学友達と交流を持たせるためだ。

 学園でも偶に顔を合わせるだろうが、仕事中に息子と長時間お喋りするのは良く無いだろう。

 レオの友達作りの妨げにもなりかねない。


 レオは原作とは違って明るくなったし、大丈夫な筈。

 何があっても直ぐに駆けつけられる場所にトリーシャもセオドアも居るのだから。


 まあ、見た目で避けられる〜と言うのであれば、レオよりもトリーシャの方が問題だ。

 生まれつきの吊り上がったキツイ目付きは、微笑めばマシになるが、一日中ヘラヘラ笑っているのも不自然で怖いだろう。


 マナーについては、記憶が戻る前のトリーシャがそれなりに頑張っていたようなので、子供相手になら何とかなりそう……と思う。

 教えるのも下の方の学年の女の子だけだし。


 不安は尽きないが、とにかく新生活はもう始まるのだ。

 とやかく言わずに楽しむしか無い。


「にゃー」


「あら、ミケは探検しないの?」


 他の三匹は新しい家を早速見て回っている。

 抱き上げると、以前よりは大分重くなってきたのを感じる。


「キングとはあまり遊べなくなるから寂しいわね」


「にゃー」


「偶に向こうには帰るから。その頃にはキングももう少し痩せてるかもね」


「にゃ!」


 こちらの言葉に合わせて、返事の鳴き方を変えてくれている気がする。


「レオも寄宿舎行っちゃうのよ。でも、お姉ちゃん達がいるから平気かしら?」


「うにゃん」


 トリーシャも午後からは、新しい職場に挨拶に行く。

 …………緊張するけど、大丈夫な筈。

 何たって私の名前はトリーシャ・アイバン!

 公爵家の威光があるんだもの!

 


 

 

 

 

 


 


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|ωΦ)ฅ ₍ᐞ•༝•ᐞ₎ ₍ᐞ•༝•ᐞ₎ ₍ᐞ•༝•ᐞ₎ ₍˄·͈༝·͈˄₎ にゃーん

                     ( ̄▽ ̄)ノ


⚫︎を使ってあみだくじ作ったのに、なんか変になるー

時間かけたのに悲しい(;ω;)

なろうであみだくじを作るのは無理そうですと言う報告です。

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― 新着の感想 ―
[一言] あみだすごい!わーいミケに辿り着いた♪にゃーん
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