第五話 大人
「はじめまして。ようこそ、ライト村へ」
村長と言われた人が言う。この村の村長は比較的若かった。三十代後半の人みたいだ。クリアはフラッドに説明されて、村長はお年寄りだと想像していたためビックリした。
ララは笑って、手のひらを上にし、村長に向ける。
「私のパパ・・・じゃなくて、お父さんだよ!」
ララは急いで言い直す。クリアは微笑んで返事を返す。フラッドも返す。微笑んでくる村長に、フラッドは少しおびえる。クリアはフラッドを見つめ聞いた。
「どうかした?」
「・・いんや!何でもねえ」
フラッドはあわてた様子で笑った。
「フラッド、大人が嫌い?」
「・・え?」
「あ、でもそれじゃ可笑しいか。町の店員さんとは普通に話してたもんね~」
「・・・・あ~、大人が、苦手・・なんだよ。うん。あの店員はまだ若かったろ?だから大丈夫だったんだ!」
フラッドはまるで何かを肯定してるように見えたが、クリアは気にならず、納得した。
「是非、ゆっくりして行ってね」
村長は優しく言ってくる。クリアは笑顔で答えた。
「はい、そうさせて頂きます」
クリア、フラッド、ララは家を出る。ララは二人に微笑んで言う。
「村を案内してあげようか?」
フラッドが答える。
「じゃあ、宿屋まで、案内してくれないか?しばらくこの村にいるつもりだ」
「そうなの!?じゃあこっちだよ」
ララはとてもうれしそうだった。ララは小さな声で鼻歌を歌う。クリアはそれを聞いてニッコリ微笑んだ。
今回文章が短い・・・。
しかも投稿が遅かったし。すいません。
呼んでくれてる人、すいませーん!!