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僕を知らない僕  作者: 太秦佑助
第一章
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【洗脳部屋 施設長×警備員】

この物語はフィクションであり、登場する組織や人物は実在のものとは一切関係ありません。また、物語には独特な考えが表れますが、これは物語を読みやすくするための要素であり、私個人の信念とは異なります。この点を理解いただいた上で、物語をお楽しみいただければ幸いです。

「施設長~、逃げた奴らが見つかりません。どこから逃げたのか、見当もつきません。なので、封鎖する場所が分かりません。」

「封鎖?そんなもん決まっておろうが。ここから逃げるのは普通の出口からでは、不可能だ。この部屋から逃げることができるとしたら、通気口か排気口しかない。なんで、あのじじい、監視カメラをこの部屋につけていないんだよ。くそ、カネゴンニートがよ。あっニートじゃなかった。お前ら、あのくそニートには馬鹿にしたことを言うんじゃねーぞ。あと、お前じゃなかった。帝王様がけちるから、こいつら逃げたんだぞ。

帝王様の責任だからなって言っとけ。かすが…」

と、帝王様に対して施設長は悪口を言った。

「あっ了解いたしました。というか、施設長。あなたも監視カメラはいらない代わりに酒が飲めるなって言っていましたよね。」

とある警備員は施設長に対して少し腹立ちながら注意した。

「酒?証拠は?あっでも、それは、忘れてくれ。俺、怒られるのやーだ。」

と施設長は駄々をこねた。

「そんな気持ち悪い声で駄々をこねても無理ですからね。あなたはちっともかわいくないですよ。帝王様にちゃんと伝えときますから…」

と帝王様に従順な警備員が施設長にそう伝えると、

「なんて言った。今。部下の分際でわしに指図するんか。お前だけは許さんぞ。死ね。」

と言いながら、施設長は銃を取り出すと、怒りに任せて部下の頭に銃を突きつけた。

「やめて下さいよ。施設長、私を殺したら帝王様に何を言われるかわかりませんよ。」

警備員は、銃におびえ、足がすくみ身動きが取れなくなっていた。

「いや。お前が、こいつら逃がしたことにすれば、問題ないだろう。

死ねぇーーーーーーーーーーーーーーー」

施設長には怒りよりもなぜか喜びを感じているように叫んでいた。

「ばぁーーーん」という銃声音と「うわあああ」という叫び声が時間差で聞こえた。

「誰の声だ。あそこの棚の後ろから聞こえたぞ。確認してこい。お前ら。」

と施設長が何かに気づく。すると、施設長におびえた部下たちは

「はぁいっ!」

と汗を垂らしながら返事をした。すると、棚をのけるとなんとこじ開けられたあとの排気口が出てきた。

「あいつらはここから逃げたぞ。ここから逃げたのであれば、排気口の入り口を棚でふさげるわけがない。まだこの部屋に協力者がいるぞ。がぁはははは。」

と施設長は自慢げに言った。


次話、10月22日17時から公開予定です。

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