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僕を知らない僕  作者: 太秦佑助
第二章
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【死体の道 グレン×オレン】

この物語はフィクションであり、登場する組織や人物は実在のものとは一切関係ありません。また、物語には独特な考えが表れますが、これは物語を読みやすくするための要素であり、私個人の信念とは異なります。この点を理解いただいた上で、物語をお楽しみいただければ幸いです。

グレンとオレンは、見覚えのある顔の死体が続く道を歩いていた。

「ねぇー、オレン。ここ奇妙じゃない?」

とグレーはオレンの腕をつかみながら言った。

「なぜ、あいつらの死体があるんだ。」

オレンはある死体に近づいて行った。

「なんで、死体に近づくんだよ。早くベイパのところに行こうよ。」

死体から遠ざかるようにグレーはオレンに呼び掛けた。

「大丈夫。食料はないけど、こいつらを食えば。」

とグレーはオレンを安心させようと冗談を言う。

「え?ちょっと、仲間だぞ。人だぞ。お前には倫理観というものはないのか。」

オレンの思いとは裏腹に、グレンはオレンに対しても恐怖を感じてしまう。

「あー。ごめん。ごめん。冗談だよ。普通にグレーに元気になってもらいたくてさ。」

へらへらしながら、オレンはグレーの肩に手を置きながら言った。グレーは、冗談だと知ってもオレンの冗談を冗談として受け入れることができなかった。ただ、二人はその死体があることに理解まま、ベイパのもとへと向かった。その死体の中にベイパがいないことを祈りながら歩いた。その思い、判断がのちにこの二人に悲劇をもたらすとはこの時、ウークもベイパも知らなった。いや、グレーとオレンでさえもそのことを知る由もなかった。ある人は言った。神はいないと。しかし、神は存在してほしい。神じゃなくてもいい。英雄さえいれば、どうにかなる。だが、その英雄になるためにも勇気が必要だ。その勇気とは、何かを成し遂げることではない。死ぬ覚悟だ。それがなければ、そう簡単に奴らを倒すことはできないであろう。そもそもバカの集まりから英雄が出たら、簡単に死ぬことは当たり前なんですけどもね。もし、死なないのであれば、それは神といえるだろう。ああ、多分グレーとオレンは死ぬんだろな。あいつらは、神としての素質はない。英雄止まりのやつだ。まあ、英雄にはならないかもしれない。もしそうなら、何のために名前を付けたかが意味が分からなくなる。お前ら、二人とも爪痕だけ残せよ。


次話、11月12日17時から公開予定です。

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