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僕を知らない僕  作者: 太秦佑助
第二章
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【メシアとの出会い ウーク×メシア】

この物語はフィクションであり、登場する組織や人物は実在のものとは一切関係ありません。また、物語には独特な考えが表れますが、これは物語を読みやすくするための要素であり、私個人の信念とは異なります。この点を理解いただいた上で、物語をお楽しみいただければ幸いです。

ウークたちは先ほど通ってきた排気口とは異なる道へと入っていった。

「なんか臭い。おなかすいたよー。ウーク…」

と男のウークでも惚れてしまいそうな美形の少年に声をかけられた。

「確かに臭いな。それに逃げてから何も食べてないな。先にご飯を食べてから、あいつらをボコそうか。腹が鳴ったら戦うこともできぬって言うしな。」

とその美少年にウークは同調した。

「違いますよ。 腹が減っても戦うことができないですよ。」

と、その美少年にウークの言葉を訂正された。

「あなたたち、バカですか。腹がすくと力が沸いてこないだよ。ばーか。」

とベイパが言う。ほかの者たちもそのことわざが違うと言うが、意味はあっていても正しい答えにたどり着かない。これがバカの集まりというのか。底辺の集まりなのか。ここから逃げることもできず、飢え死にする運命しかなかろう。

「そう言えば、そこの少年。」

と先ほど話しかけてきた美少年にウークが声をかけた。

「はい。なんですか。」

と美少年が間抜け顔で返す。

「あのさ、君の、君の名前教えてくれない。」

とウークは初めて異性に話しかけるように美少年に名前を聞いた。

「僕の名前はメシアだよ。こんな顔しているけど、どんな男よりも筋肉があるんだぞ。」

メシアは自分が一番強いことを周りにアピールした。しかし、周りの人は失笑していた。ウークもそうだった。

「一つだけ約束してくれ、メシア。ここ抜け出したら、俺についてきてくれないか。」

とウークは可愛い人をサークルに誘ういやらしい先輩のように言葉を発した。

「それは、どういう意味?ナンパ?僕は、男だぞ。」

とメシアはウークの下心に気づき、怒った。

「深い意味はなくて…ただ、かわいい。」

とウークは正直に言う。

「それ失礼だぞ。わ…おっおっおれは、男だからな。かわいいとか言うなよ。」

かわいいという言葉を言われ慣れていないメシアは恥ずかしがった。

「冗談だって。普通にここにいる中で一番に守ってあげなきゃいけない気がして…」

とウークは即座に言葉を言い換えた。

「まあ、僕はまだ子供だしね。守ってもらわなきゃだめだぞ。」

とメシアもウークとの関係を壊さないように返答した。というくだらない話をしていると、二手に分かれた道にたどり着いた。

「あー、二手に分かれなきゃいけないのだけど…ベイパとエアーは数人を連れて、右側の通路に。グレーとオレンはここで待機。俺とメシアは残りのものを連れて、左側の通路に行く。」

とウークが皆に指示する。ここで分かれても、グレーとオレンは待つ必要があるのか。多分ない。敵が来てもウークたちに連絡する手段がないから、いるだけ無駄であろう。何のためにここに留まるのか。普通の人なら不思議に思うだろう。しかし、ここにはバカしかいない。だから、ウークの意見に何も疑問を持たない。それがバカだ。あと、ここは排気口じゃないぞ。ここは下水道だ。まあ、広がって歩けるぐらい広い。だから、ベイパ以外にもウークは話せるようになったのだ。そこにも、気づかないなんて馬鹿だな。



次話、10月26日17時から公開予定です。

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