表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

魔物召喚前

 毎日投稿とか言いながら、 いきなりとぎれましたね…… 寝てしまってました。 申し訳ございません。



 無事にダンジョンに帰還できた俺達は、 椅子と水晶のある部屋――ダンジョンコア室で、 最初に狼の死骸をダンジョンに吸収させることにした。 


「ミリス、 ダンジョンに吸収させるってどうするんだ?」


「そういうのはダンジョンが勝手に吸収してくれるわよ。 アラベスが吸収するって思えば、 もっと早く吸収することもできるわ」


「そんなんでいいのか。 なら、 狼を出してもくれるか?」


「分かったわよ!」


 ミリスは何もないところから、 狼四匹の死骸を出す。


「その収納魔法は便利だよな。 あー、 出す場所間違えたな。 血の匂いがすごいぞ」


「この匂いは我もあまり好きではありませんね」


「血も吸収してくれるし、 大丈夫よ!」


 さっさと吸収してしまおう。 狼四匹を吸収しろ。


 狼は、 ダンジョンに飲み込まれるように、 少しずつダンジョンに吸収されていく。


「なんか不思議な光景だな」


【狼四匹を吸収しました。 合計で120DP獲得しました。 新たにウルフを30DPで召喚可能になりました】



「ん? おお! これは良いんじゃないか?」


「どうしたのアラベス?」


「え? 聞こえなかったのか?」


「ええ、 我にも分かりませんね。 何か聞こえたのですか?」


「ああ、 今狼が四匹で120DPになったのと、 新たにウルフが30DPで召喚できるようになったって」


「それは、 ダンジョンマスターだけが聞こえるやつね。 ダンジョンコアを見れば、 それも書かれてるはずよ」


「ふむ、 それにしても、 新たな魔物を召喚できるようになったのは、 有難いですが、 四匹で120DPとは、 少ないですな」


「確かにな。 これが普通なのか?」


「ええ、 こういうのは強さによって、 変わってくるわね。 でもね、 人間とか獣人、 他の種族もだけど、 こいつらなら、 弱くてもそれなりのDPを稼げるわね」


「それはなんでなんだ?」


「魔力の有無ではありませんか?」


「ルイルイ正解よ! 動物には魔力がないんだけど、 人間たちや他の種族には、 必ず少しは魔力があるの! だからDPも高いのよ! それとね、 ダンジョンの中で殺せば更に、 獲得出来るDPは増えるわね!」 


 おお、 やっぱりルイルイは優秀ではあるんだな。 確実に俺が一番馬鹿な気がするぞ…… まぁ、 性格は置いといてだが。 

 しかし、 そうなるとこのダンジョンはいつかは見つけてもらわないと、 困ることになるな。


「いつかは、 このダンジョンを見つけてもらう必要があるなー」


「そうね。 そうしないと、 DPがなくなっちゃうし、 私たちのレベルも動物を殺すだけじゃ、 どこかで頭打ちになっちゃうわ」


「では、 今から手始めに人間たちを攻め滅ぼすことにしましょう!」


「はやいわ! お前の発想はどうなってんだよ!? 死ぬよ? 死んじゃうよ? 俺が」


 今戦ったら勝てる気がしないから。 本当にやるとは、 思わないが発想が危なすぎる。


「まずは、 このダンジョンを少しでも強化するのと、 俺達自身の強化、 それと魔物達も召喚して強化しないとな」


「それがいいんじゃないかしら?」


「我も今はそれで我慢しておきましょう」


「おお。 絶対我慢しろ。 今思ったんだが、 魔物に森の探索ってできないのか?」


「出来るとは思うけど、 意思疎通がね、 あ! アラベスの迷宮王なら意思疎通もできるわ!」


「それ本当か!」


「ええ! 確か迷宮王は自分が召喚した魔物と意思疎通が取れるし、 その魔物の視点から魔物の見ている景色を見ることもできるの!」


「それめっちゃすごくない?」


魔物に森を探索させて、 それにその魔物の視点からものを見れるんだったら遠距離の意思疎通うも可能なはずだ。 危険があれば、 すぐに知ることが出来るな!


「よし! 魔物を召喚して、 森を探索してもらうか」


「我も賛成ですね。 しかし、 我々もレベル上げのために森には出なければなりませんよ」


「そうね、 レベル上げは必要よ!」


「分かってるよ。 大事な事だからな」


 ここで召喚するのもな。 一つ大きな空間を出すか。


「魔物を一気に召喚するつもりなんだけど、 大きな空間も召喚するために出してもいいか?」


「アラベスがマスターなんだから、 いちいち聞く必要はないわよ?」


「我もそう思いますよ」


「そうか? でも、 こういうのは一緒に決める方がいいだろう」


「そういうなら、 しょうがないわね!」


「我の知識をお貸ししましょう!」


「ああ、 頼むよ」


「大きな空間を作るのは、 賛成ね。 作っとけば、 後で移動させることもできるし、 通路とつなげることもできるしね」


 そんなこともできるのか。 結構自由に動かしたりできそうだな。 


「よし、 なら500DPで空間を作ることにするよ」


 俺は画面を操作して、 500DPを消費して、 縦横500mの空間を作った。


「これは、 俺がそこに転移したいと思ったら、 行けるのか?」


「ええ、 それで行けるわよ。 あと、 ダンジョンコアは置いときなさいよ。 召喚の操作なら、 ダンジョン内であれば、 どこでも出来るからね」


 便利なものだ。 俺達は、 新たな空間に転移した。 転移した場所はやはり、 何もなくただ広い、 部屋の形をとった、 洞窟という感じだ。


「よし、 魔物を召喚するか!」


「ええ、 楽しみね!」


「我にも後輩が出来るのですね!」


 後輩っていうのは、 どうだろうか…… まぁ、 仲良くしてくれれば、 いいんだけどね。


 読んでいただいて、 ありがとうございました!

昨日投稿していないので、 今日もう一話投稿します。


 ブックマーク登録、 ポイント評価お願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ