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魔物召喚

 今から魔物を召喚するわけだが、 とりあえずすべて召喚してみるか。


「一回魔物をすべて召喚しようと思うんだけど、 いいか?」


「いいと思うわよ!」


「かまいませんよ」


 俺は魔物召喚項目をタップする。


 ゴブリン 10DP

 スケルトン 10DP

 コボルト 10DP

 スライム 50DP

 ゴースト 10DP

 インプ 20DP

 ウルフ 30DP


 俺はそれずつ一体ずつ、 140DPを消費して召喚する。 目の前には大きな魔法陣が現れ、 眩しい光を放つ。 光が収まるとそこには、 これぞゴブリンというように、 子供くらいの背丈で、 緑色の肌をしており、 醜い顔をしている。 

 次はスケルトンだが、 理科室の骨格標本が動いているようにしか見えないんだけど…… そしてカタカタ言っている。

 次はコボルトだ。 コボルトは大型犬を二足歩行させたようだ。 違うところと言えば、 顔が凶暴というところくらいだ。

 次はスライムだ。 何というのだろう。 しっかりとした形はとっておらず、 うねうねとした青い物体だ。 大きさは縦横1mくらいの円形をしている。

 次はゴーストだ。 思ったのは結構デカいということだ。 2mくらいの白く透明感がある。 人型のようにも見えるが、 もやがかかったような形をしている。

 次はインプだ。 大きさは1mくらいで、 細い体に細い手足をしており、 顔は醜く、 額には一本の角がはえており、 長い耳をしている。 そして空中に浮いていた。

 最後にウルフだ。 こいつは狼を吸収したことで召喚できるようになった。 大きさは俺の腰上くらいだ。 灰色の綺麗な毛並みをしており、 いかつい顔をしている。


「こう見ると中々壮観だな」


「結構強そうね!」


「我もそう思いますよ。 鍛えればさらに、 良くなるでしょう」


「一体ずつステイタスを見ているか」



名前 


 種族 ゴブリン

 職業


 レベル  1


  力 H

 魔力 H

 敏捷 I

 器用 I

 耐久 I


 固有スキル 


   スキル 


 加護 



名前 


 種族 スケルトン

 職業


 レベル  1


  力 I

 魔力 H

 敏捷 I

 器用 I

 耐久 I


 固有スキル 


   スキル 


 加護 



名前 


 種族 コボルト

 職業


 レベル  1


  力 I

 魔力 H

 敏捷 G

 器用 I

 耐久 I


 固有スキル 


   スキル 


 加護 



名前 


 種族 スライム

 職業


 レベル  1


  力 H

 魔力 G

 敏捷 H

 器用 H

 耐久 G


 固有スキル 


   スキル 吸収


 加護 



名前 


 種族 ゴースト

 職業


 レベル  1


  力 I

 魔力 G

 敏捷 G

 器用 I

 耐久 I


 固有スキル 


   スキル 魔力吸収


 加護 



名前 


 種族 インプ

 職業


 レベル  1


  力 I

 魔力 G

 敏捷 H

 器用 H

 耐久 I


 固有スキル 


   スキル 幻惑魔法


 加護 



名前 


 種族 ウルフ

 職業


 レベル  1


  力 G

 魔力 H

 敏捷 E

 器用 I

 耐久 H


 固有スキル 


   スキル 


 加護


「んー、 どうなんだろうか?」


「そうね、 弱いけれど成長すれば、 強くなるからね。 それに、 このDPでこのレベルが召喚できるから十分よ!」


「我も十分戦力になると思いますよ」


 この中なら、 ウルフが森の探索にはいいだろうか? コボルトでもいいか?


「この中から森の探索をさせるんだけど、 俺はウルフとコボルトがいいと思うんだけど、 それか一回全員やらせてみるか?」


「私も一回全員でやらしてみればいいと思うわ。 それに、 動物を殺してレベルも上げてもらいたいからね」


「マスター、 それぞれ10体ほど召喚して、 5体ずつ、 もしくは、 違う種族同士で組を作って探索させてはいかがでしょう?」


「それいいな! よし、 ルイルイの案で行くか」


 俺はそれぞれ10体ずつ、 1400DPを消費して召喚する。 そして、 敏捷が比較的高い、 ウルフと、 コボルトは5体でのチームに。 他は、 ゴブリン、 スケルトン、 スライム、 ゴーストとインプでチームを組ませることにした。


「よし、 お前たちには、 これから森の探索を行ってもらう。 武器を使うものは、 申し訳ないが、 森で使えそうな者を拾って使ってくれ。 探索は安全第一だ。 動物と出くわして、 勝てるなら殺せ。 出来る事なら死体はダンジョンまで持ってきてほしい。 無理と思ったら、 ダンジョンまで逃げるように。 万が一人間や他の種族と遭遇することがあったら、 俺にすぐに知らせる事だ。 俺のスキルでお前たちとは、 離れていても情報が得ることができるからな。 分かったか?」


 魔物達は、 全員頷く。 しっかり言葉が分かっているようだ。


「そういえば、 こいつらは食事は必要なのか?」


「いいえ、 いらないわね。 ダンジョンの外で暮らすようになると必要になるけれど、 ダンジョンで暮らしている内はいらないわ。 ダンジョンの中にいれば、 ダンジョンにある魔素を吸収するの。 それが食事みたいなものね。 だから、 ダンジョンに帰ってくれば大丈夫よ」


「それは好都合だな。 もう日が暮れるが、 お前たちは暗くても目が見えるか?」


 魔物達はそれぞれ見えると頷いている。


「よし、 なら早速探索に行ってもらう。 ここの空間には、 帰れるようにしておくから、 それぞれチームごとに、 きりの良いところで戻ってこい。 今からダンジョンの外の入り口に転移させる」


 俺は、 魔物達を転移させる。 魔物達は、 しっかり外に出ていったようだ。 一度本当に魔物達の景色が見えるのか、 迷宮王を試してみる。 すると、 これはウルフの視点だろうか? 速いスピードで森を走り抜けている。


 "俺が見ていることが分かるか?〟 と、 俺はウルフに迷宮王の能力で話しかけてみる。


 "ウォン!(聞こえています)〟


 よし、 しっかり聞こえてるようだ。 それに何て言っているのかが分かるな。


 "少し試してみただけだ。 探索頑張ってくれ!〟

 

 "ウォン、 ウォン!(お任せください、 必ず成果を出しましょう!)


 随分と忠誠心が高そうなウルフだな。 うまくいってくれたらいいんだが。


「よし、 迷宮王のスキルで連絡もしっかり取ることができるようだ。 俺達もダンジョンをもう少し拡張させたり、 戦闘訓練にレベル上げをしようじゃないか」


「本格的に動き出すのね!」


「我の歴史が動き出すようですね!」


「そんなすごいことしないからね……」


 こいつら色々飛ばしすぎだよ。 しかし、 本格的に動くのは確かだな。 強くなって、 他の種族に負けない力をつけなければ。 頑張りますか!







 

 そして、 半年が過ぎた……



 
















読んでいただきありがとうございました!

次話から話を進めていこうと思います。 

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