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俺、助けられる

今日中にあと4話投稿します!


死んだら今いる自分は消えてなくなってしまうのだろうか、消えるのなら何のために生きているのだろうか。

消えてまくなってしまうのなら生きている意味などないのじゃないか、だってこんな人生これから先も続ける意味などないのだから。


「ほら立てよ! 寝ていいなんて俺は言ってないぞ!」


毎日のように目の前にいる少年に学校に行くたび殴られ蹴られ、虐めとは言いづらい行為を学校に入学してからの二年間受けている。

最初は抵抗していた。しかしいつからだろうか、抵抗するのをやめたのは。

抵抗せず目の前にいる少年の気が済むまで自分を殴らせれば相手は満足して去っていく。


「キモイオタクは、この学校にいらないんだよ!」


この学校にオタクなんて自分以外にもいる。

なのになぜ自分なのだ、偶然目についたから、何か気に食わないことがあったから、理由なんてそんなことなのなのだろう。


「もう退学しちまえよ。 お前が退学したも誰も困らないからさ」


それもいいかもしれないな。

こんな事続けるなら退学して自分の人生終わりにしていいかも。


「もういいよ。 お前殴ってもストレス溜まるわ」


少年は頭を掻きむしりながらボロボロの俺にゴミを見るような視線を向けて去っていく。


「うんしょ・・・。 今日も相変わらず酷いありさまだな」


制服は所々破れ、、鼻からは血が出て顔には痣もできている。

顔の痣なんかはほっとけば治るが、、破れた制服は放っていても治らない。

毎回破れるもんだから裁縫が得意になってしまった。


「いい天気だ。 俺の人生今と違ったらもっとこの空も違うように見えたのかな」


こんな綺麗な空なのに俺は素直に綺麗だとは思えない。

自分の人生こんなんならこのいい天気の空で終わらせるのもいいかもしれない。

学校の屋上で空を見上げながら考える。


「思い立ったが吉日、使い方間違ってるかな?」


転落防止の柵に上り両手を広げる。


「学校で自殺とか他の人たちにトラウマ与えちゃうな。 まっ少しはやり返せるかな」


目をつむり今までの人生振り返るが、何もいい経験がない。

恋人もいなければ友達もいない。親からは嫌われ家を用意されて追い出された。

死ぬ直前なのに走馬灯すら見えない。


「この瞬間だけは俺が俺らしく自分で考えて行動する。 いい人生じゃなかったけど、もし次の人生があるなら今よりはマシにーーーーー」


徐々に体が傾き屋上から宙へと投げ出され、勢いよく地面に向かって落ちていく。


「あー勢いに任せて飛び降りちゃった」


死ぬ気はなかった、死にたいとは思ってた。

まぁ死ぬのも悪くない。

体中に激しい痛みが走り地面にぶつかったことがわかる。

目は開かないし体は動かない。

屋上から飛び降りたのだからだが動かなくて当たり前である。


『あの、大丈夫ですか? 優しく受け止めたつもりなのですが……』


優しい声が聞こえる。

死ぬのだからこんな声は幻聴なのかもしれない。


「でも最後にこんな優しい声が聞こえて俺は満足だ」

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