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転生したら、眼鏡職人。  作者: 緑葉茶助
1/3

#1 メガネへの想い

初めての小説です。ヘタクソでわかりづらいところがあるとおもいますが、厳しい目と暖かい目の両方を持ってお読みいただけたら幸いです。

どんなコメント・意見でもいいので言っていただけたらうれしいです。そして、自作への糧としたいと思います。

どうぞ、よろしくおねがいします。

この世にはなくてはならないものがある。

それは・・・・・・

『メガネ』


視力が悪い人がよく使うが、近年ファッションとして活用されている。普段メガネをかけない人がメガネをかけるとその人の印象がぐっと変わってくることもある、特に女性。

そんな時代の中メガネ美少女に会いたくてたまらない健全男子高校生がいる。

それがこの俺、岸梗(がんきょう) 祐太(ゆうた)だ。俺はいろいろな女性のメガネ姿がみたい。いつもそう願っている・・・・・・。




「なんだこれ…。」


と、クラスメイトの浜山(はまやま) 雅人(まさと)が呆れたように言った。


「なにって、俺のメガネについての想いだけど?」

「いやいや、いきなり何言い出すかとおもいきや、それかよ。びっくりしたわ。」


と、雅人が驚きながら(呆れながら?)、それを書いた紙を返した。

今俺達は、学校の近くのファミレスで昼ごはんを食べながら、話していた。


「まあお前のメガネに対しての思いはわかったから、そろそろでないか?」

「わかったよ。あと゛思い゛じゃなくて、゛想い゛な。ここ重要。」

「ははっ、わかったよ。」


そんな話をしながら俺達はファミレスをあとにした。



ファミレスからの帰り道、俺は自分の想いを書いた紙を眺めながら歩いていた。すると、ふと車道に落ちているメガネを見つけた。


「なんだかあのメガネをかけると不思議な力が発動しそうな気がする……。なんてな。」


と、自分でもバカみたいな発言をしてると、車道の向こうからトラックが来てるのがわかった。


「やべぇ!メガネが!」


俺は自然と体が動いた。自分がなぜ行動したのか。メガネを助けようとしたかはわからない。だけど、体が動いた。


「よし、回収…あとはってやべっ!っっ!」


メガネを取り、あとは車道を出るだけだった。だがおそかった。トラックにはねられたのか。気を失いかけた。だが、一言だけいいたいことがあった。だからいわせてくれ、


「メ……メガネ…美少女に……ちやほやされたかった…」

と。

体は軽くなり、天にも昇る気分がした。だが、意識がちがうどこかに行ってしまう感じがした。




まわりになにもない、真っ暗な空間に俺はいた。すると、


「おまえはこのまま死にたいか…?それとももう一つの命が欲しいか…?」


と、誰のものかもわからない言葉が俺の意識に聞いてきた。おれはそれに対し、


「もう1回生きるチャンスがあるのなら、そのチャンスを活かさないわけにはいかない。そして、メ

ガネっ子ハーレムを目指して悔いなき人生を送りたい!」


と答えると、


「……え、あの子わけがわからないことを言ってるんだけど…。」

「……そうね、私も軽く引いた…。だけどもう1回生きたいなら、生きかえらすのが私たちの仕事だし、生きかえらしていいんじゃない?不本意だけど。」

「……わかったよ、生きかえらすことにするね。不本意だけど。」


と、誰かわからない声と、もう一つの誰かわからない声が小声で話しているのが聞こえてきた。あと、不本意ひでぇな、グスッ……。


「わかりました。あなたにもう一度だけ生きるチャンスをあげます。」

「よっしゃっ!不本意なんだろうけど。」

「はい、不本意です。」

「それ言っちゃうのかよ…。」

「まあそれはいいです。あなたには今まで過ごしたことのないであろう世界、異世界に転生してもらいます。転生するとそこでもう一つの人生を過ごすことになるのですが、転生するにあたって、あなたにはひとつだけ特殊な能力を選んでいただきます。サイコキネシスだとか、自己能力の増減、さらには透明人間になることも可能です。さて、あなたは何を選びますか?」


そんないきなりぶっ飛んだ話をされたのにも関わらず、冷静な自分に驚く自分がいる。


「透明という事はのぞき放題、やり放題ができるってことだよな。青春時代夢見たことが実現するのか~。それもいいな!」

「じゃあ、あなたは透明人間になるでいいですか?」

「いや、俺が手に入れたい能力は生産能力、職人的な?」


と、笑いながらいった。


「ほう、わかりました、職人ですね。ちなみになんの?」

「もちろん、眼鏡職人で!」


少年漫画でセリフを言ったら、ドドン!っと背景に書かれてそうな、大きな声と勢いとドヤ顔で言った。


「了解です。それではもう一つの人生を大切に。より良い人生となることを祈ってます。不本意ながら。」


(最後の最後まであなたはそれなのね。)とおもいながら、意識が飛んでいくような感じがした。

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