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アトデ

私はふいにトイレに行きたくなった当たり前である人は食べるから出すわけである永遠にそれを取り込み続け、ため続けることなど不可能なのだ


僕は走った、いきなり金持ちがもうダッシュで街の中に消えようとしていた

普段ならかかわらないような人種だが、しかし今は違う会いたくなくてももしかしたら唯一ここから出れるかもしれないそれこそキーマンなのである


「お――い待て」俺はかけながら言う

相手は何も知らずに僕の前を駆

仕方なく追うがあいつは金持ちにしては異様に足が速い

しかしそれは陸上なんかをやっている人間のそれとは少し違っているように思われた


さっきからレディーの私の後をあの男が追いかけてくる

普段ならありがたいのだが今は実に困った状況に変わりはない

ふいにトイレの看板を発見する

と言ってもその無秩序に群生するように生えたビルの一角

その中に向かうように矢印で「トイレ」と書かれてさらには丁寧にもネオンが輝いている

私はそのビルに駆け込むいささか身長の高い私には小さな入口を腰を折りながらスライディングする幸いどこか古臭い匂いのするその建物群の一つの自動ドアが開く

私はその中に滑り込んでいた、しかしいやに開くのが早いなと思つたのは後からだろう


僕は驚いていたなにがいるのか分からない建物の一つに男が駆けながら滑り込んでいった、そしてそれがもしかするとあいつだけどこかに逃げようという確信に変わる 僕は後に続いてそれに滑り込んで気づく

ビルの手前に嫌にてかてか光るネオンの看板を、それは明らかに「トイレ」と書かれており場違いなところに来てしまったと一瞬で止まるがいつの間にかコンクリートの地面がベルトコンベヤーになりビルの玄関に自然に動く

急いで戻ろうとするが後を追って滑り込もうとした体勢でいつの間にか下にできたベルトコンベヤーが滑り

「あっ、  と軽く言って言っている内に小さな入口に吸い込まれていった


そのビルは実に小さかった、玄関には半分読めないが〇〇ホテルと書かれてあったことからそれなのだと思うが

明らかにそれはホテルなんてたいそうなものではなく、さびれたはいりたくないようなビルに思えた



私は矢印に導浮かれるように、それを追ってその小さなビルを進んだ

もしも閉所恐怖症なら思わず叫んでしまいそうな窮屈さである

それは体が廊下でいっぱいになるほどに小さな廊下で、私はトイレもそれに見合って小さくないことを祈っていた

だんだん狭くなるそれはまるで洞窟に潜っているようである

ふいに広くなるそこは今までのミニチュワみたいな廊下とは違い、まるでルネッサンスの大浴場のような白く高い天井

そしてその円形の周りには、しょん便器がぐるりと設置されていた

私はそのしょん便器の間に設置されている扉を開けると案の定大便器がある、私は急いで便器にしゃがむ和式であった


僕は驚くことに気付いた、床に突っ伏していると何か声が聞こえた

それは明らかに床から聞こえさらに言えばどうやら赤い絨毯から聞こえているようである

[nbbcnwjkmdmxnhjknbo.rde,fokjヴぉいdjkrwんfじょんをflfds」

それは声ではないのかも知れない

しかし久しぶりに聞いたその音に僕は放そうとしたが、しかし放したら二度と聞こえないよ様な気がして

耳を絨毯から離さず付けたままで横になっていた

「寧々重いんだけど」それはいきなり僕に話しかけた

「、、、、、、、、、、おっおい話せるのか」

俺は戸惑いの中それの声をかけた

いや実際ほとんどその沈黙は短くなく言ってしまえば会話に対する無視のような物に感じられるくらいの時間であったが

しかし居てもたってもいられず言った


私は今何をしているのかわからない

いや何かしているのは分かるのだがそれが何かが分からない

今便器の上でそれが踊っていた

、、、まったくもって私は分からない

まさに目が点であった



「おっおい」もう一度話しかけたその時

いきなり絨毯が波打ち僕は急いで起き上がるがその波に巻き込まれ宙を飛ぶ浮いていた

飛ばされた背中を打ちながら起き上った僕はそれを前にたたずんでいた

それはまるで一匹の大蛇のように僕の前にいた、赤い生き物

たとえるならその長いレットカーペットのようなそれは蛇なのだが、残念なのかそれは平たく横長である

「お前人間だな」それは実に渋い老婆とも老人ともとれる声を静かに僕に吐いた

僕はこくんと首を下に頷く

「何しに来た人間が」それはやはり好い声だった、僕は一瞬危聞き惚れていたがすぐに頭を回し答えを述べた

「緑の穴に巻き込まれてしまって、戻れ、、、」それを言わさずそれが怒鳴る実に暗く渋い音

「黙れ、うるさいぞ人」そう言ってから僕をじろりとあるのかどうかもしかしたら本当に蛇みたいな性能の見方なのか僕を見たそう感じた少なくとも僕は

「お前が今戻ろうと言ったな」「はい」僕はかんを入れず言う、実際にはレットカーペットに邪魔されて途中までしか言えなかったがまーそんなところなのであえて指摘せずに頷いた

踏むと相手はその平たい頭を揺らしてかから「では今からおまえは人に成れ」

そう言った


僕はそれから逃げるようにトイレを後にした

後ろに一瞬何か動いた気配がした

そしてそれは振り返らずともなんとなくわかる

しょん便器が動いて僕に襲ってきたのだ


「どういう事です」僕はどこかに行こうとしているそれに声をかける

「ふん、簡単だ、俺は絨毯でありここはビルだ、そしてお前は何だ」

「ぼっ僕は」フッンまた奴は鼻を鳴らし

「僕なんて生き物はない、お前は人だ、それ以外の何物でもない」

「わしからしてみればさっきの髪の長いのもおまえも大差はない」

「どちらも人だ、人と言うものに違いはない」

「さらに言うならばここでは誰かに使われることはない」

「だからお前が俺を踏んだから怒鳴ったのだ」

「俺を使うなと」

奴はそう言い捨てるとまたもとのカーペットになろうとした

「お前も今日から物、ここは九十九国(つくもぐに)喪のしかない世界だ」

そうってやつはそれっきり動かなくなる

幸いライターがあったから燃やして無理やり聞き出してやろうとしたら

「何をする」とライターの方が逃げて行った

足をはやしてトコトコと

僕は不安になる。話を整理するとここにいる物はすべて九十九神みたいなもので

現に僕のライターが脱走した。それはつまりいつ僕の服が逃げ出さないともわからないという事でもあった、そしてさらに言えば

「僕自身も物」になった可能性が大きいという点でもある

だとしても早くあいつを探さなくてはならない

アトデなんて悠長な問題かどうかあいつい合ってから話し合わなくてはならないだろう




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