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とりかえっこ漫遊記  作者: ふとん
208/209

あとがき

 ここまでお付き合いくださったたくさんの方々に感謝を申し上げます。

 長い間、本当にありがとうございました。



 冒頭で申し訳ないのですが、あまりあとがきを書くことが得意ではありません。

 いらないことまで書いてしまいそうですが、長い間お付き合いしてくださった皆様に感謝申し上げることと、長い旅路を終えた葉子さんのためにあとがきのスペースを設けさせていただくことにしました。


 この『とりかえっこ漫遊記』は、実はとても気まぐれに始まったお話でした。

 人生で初の主人公の一人称のお話に挑戦してみようと、半ば実験的に始めました。

 いざ書き始めてみると、その難しいことに驚きました。

 三人称では主人公以外の視点も盛りこむことができますが、一人称では主人公に千里眼でもない限りそうはいきません。

 それでも、このお話の君島葉子さんはよく私に付き合ってくれたと思います。


 葉子さんは、とても普通の人です。

 人間としてのスペックは中の中、そして異世界からやってきたという特殊な境遇以外は何の能力も持たせてもらえませんでした。

 けれど、そんな彼女だからこそ世界を歩きまわるという旅ができたのだと思います。


 最後まで順にお付き合いくださった皆様も、途中からお付き合いくださっている皆様も、葉子さんの旅はいかがだったでしょうか。

 宣言通り、葉子さんは幸せになったでしょうか。


 ラストの直前になって多忙になったこともありましたが、このお話を終わらせるということがもったいないような、さみしいような気持ちになって筆が遅々として進みませんでした。

 彼女が刺され、元の世界に戻れなくなるくだりでは、自分で決めていたことながら書くことが本当に辛くて、彼女の一日を三話にも渡って引き伸ばしてしまったこともありました。

 

 まだまだ書き足りないところも、力量不足で書き足せていない個所もたくさんあるとは思いますが、一度ここで物語を終幕とさせていただきます。

 今のところスピンオフなどを書く予定はないのですが、リクエストなどございましたら遠慮なくどうぞ。

 読んでくださった方が、少しでも温かな気持ちになれるお話でありましたら、幸いです。


 長い間本当にありがとうございました。


 最後になってしまいましたが、葉子さんと物語の世界のすべての人たちの幸せと、読者の方々の満足を祈って。




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