革命軍支部掃討作戦
革命軍支部掃討作戦
作戦内容は前回を見てほしい「間も無く到着」「了解」『こちら第一部隊、ブレーカー発見』「了解、到着まで待機せよ」今回は見つからないようにバンに乗ってきた「プランAフェーズ1終了、フェーズ2に移行する」よかった「サイレンサーは付いているから周囲に気にせず撃て」「了解」新日本革命軍が亜音速弾とサプレッサーを輸入できるほどの規模ではないのでどっちにしろ先手必勝撃たれる前に撃つが大事だろう…
「到着」『了解ブレーカー落とします』「頼む」電気が消える「突入」玄関から入り、廊下に出る、と同時に正面の部屋から声が聞こえて来る「ブレーカー落ちた?」「ぽいな…見て来る」ドアノブが回るので銃を構える、NVGを付けているのでよく見える、赤外線レーザーポインターのレーザーも「陸上自衛隊だ!両手を上げろ」ドアが開くので警告を出す「両手を上げろ、手に持ってるものを床に置け」拳銃の銃口がこちらを向くので躊躇いなく頭に入れる「後ろにいるやつもだ、両手を上げて出てこい」部屋の中にいるので武器を所持しているのかはわからない…と思ったら銃声が響く…第一部隊は裏口から侵入しているのでおそらく繋がっていたのだろう「穂高さん、俺っす」「OK出てこい」「裏口からここまではクリアです、二階行きましょう」「わかった、俺らは2階、第一部隊は3階クリア」「了解」階段登った先で撃たれる「下がれ」「了解」フラッシュバンが頭の上を抜けていく「Go」炸裂と共に突入する「陸上自衛隊だ!両手を上げろ」フル装備の四つ目が着いたナイトビジョンをつけた人たちが1人2人と階段から出てきてびびったのだろう、両手を上げる「拘束しろ、手前から見るぞ」扉を開けて、直線距離で死角をクリアする「次」扉を開けると同時に銃声が響く「フラッシュ」言い終えると同時に長細い空き缶のような形をした閃光弾…フラッシュバンが部屋に吸い込まれていく「動くな」銃を乱射して来るので頭にレーザーポインターを合わせて引き金を引く「次で2階最後」「了解」廊下に出て行き当たりの部屋の扉を開けようとして開かない「……スネークカメラ入れろ」「はい」スネークカメラを入れて中を見ると家具などでバリケードができている「C4使うか」最早近所迷惑を気にしている場合ではない、近隣住民の方に菓子折りを持っていくのはSCSPの仕事ではないので爆弾を使う「設置完了、3.2.1発破」「64」そうボケながら突入していく一番員の後に続く「動くな陸上自衛隊だ」「待って待って待って待って待って」部屋にいた少女が両手を広げて敵意がないことを伝えて来る「撃たないで、撃たないで少女が後退りをする「撃たないから動かないで」「いやだ…怖い」銃を手に持っていないので無闇に撃てない…「撃たないから、止まれ」レーザーポインターを彼女に向ける「…嘘だ!」「嘘じゃないから」彼女が壁にぶつかる…アニメでよく追い詰められた奴時になる奴だな…なんて思いながら近づく「待ってぇ」声の高さ的に中学生だろうか…未成年なら撃てない「とりあえず落ち着け、武器を置くから」まぁ後ろで銃を構えている隊員がいるので拳銃が出てこようが即座に制圧できるのだが…「わかった…でも1メートル以内に近づかないで」「わかった」20式を床に置いて仲間の方に滑らせる…グロックが腰に付いているので丸腰というわけではない「とりあえず拘束したいから両手出して」手錠を出す「嫌だ…怖い」何かに怯えている目をしている「なんで?」「だって…捕まったら拷問とかするんでしょ?」回答はシンプルながらに実に答えづらい物が来た「拷問…はしない」「拷問“は”ってのとは…もっと酷いことされるんだ」だめだ完全に怯えていて話にならない「拷問はしない、話は聞くけど黙秘権があるから話したくないなら黙ればいい」「でも黙ったら…殺されちゃう」「殺さないから…」これは長い会話をしなきゃいけないようだ「…お前ら、1人残って他2人は第一部隊の援護、それ終わったら物色しろ」勘違いしないで欲しいのは新日本革命軍関連の情報を探すことを物色と言っているだけで、別に金目のものを盗もうなんて思ってはいない「殺さないから両手あげて」「嫌ダァ」もう射殺…いや多分隊員の様子だと全員殺ったのだろう…となると拘束しないと作戦失敗だ「殺さないから、話聞くだけだから」「穂高さん、ブレーカー付けるんでNVG外してください」「OK」外すと同時に電気がつく…と同時に手をグーパーにして後ろの隊員に合図を出す…もういい強行手段だ「穂高さん下がって」フラッシュバンが部屋が転がってくる、伝わったようでよかったと思いながら目を背ける、耳はベットセットを付けているので大きい音を検知して勝手に集音を止めて耳を保護してくれる…「ひゃぁ」目を背けたとはいえ眩しい「3時57分拘束で」バランスを崩してしゃがんだ所で手を思い切り引っ張りうつ伏せにさせて手錠をかける「逮捕…とは違うのか?」「警務隊じゃないと逮捕権ないですよね」「捕虜拘束?」腰についているホルスターから拳銃を抜きながら聞く「なんか違う気がするんですよねぇ…」「これあれだな、次から柴崎さん連れてこないと」柴崎光さん、所属、階級、年齢ともに経歴があやふやな刑事…まぁ頼めば来てくれるだろう。「痛い…です」「あっごめん」床にうつ伏せで寝かせて押さえているのでフローリンクで痛いだろう「…女性隊員いる?」「呼びまーす」部屋に入ってきた蒼に聞くがいないらしい「光さん、女性警察官連れてきて」柴崎さんを頼るな深夜だぞ…
「穂高さーん書類系は?」蒼が電話したところ柴崎さんは二つ返事でOKしてくれた…どっちにしろ通報が来ていたので行く予定だったそうだ「全部そこの箱に入れて、パソコンも」「パソコンもですか?」パソコンは解析をすれば情報の宝庫だ…解析できれば「パソコンも〜」「わかりました〜」朝までに撤退という予定だったが、警察がどちらにしろ介入するので大っぴらに現場検証できる…と思っていたら柴崎さんが来た「おはよ〜」「おはよう…」眠そうなのはどこかのバカが夜中に叩き起こしたからだろう「隣の人は?」「斉藤綾さん、刑事」MIUの腕章をつけているので機動捜査隊だろう「誰の?身体検査〜?」「この子、後部屋見たいから立ち会いして」「あーはいはい、OK」そう言って座っている女子の前にしゃがみ質問をする「名前は?」そういや名前聞いてなかったな「…坂崎…千奈です」「OK〜ちょっと立って」「はい」立ち上がる「ちょっと失礼、触るよ?」「言い方にとっても含みがあるんだが」「気のせい気のせい、いい?」「いいですよ…」綾がポンポンと体を触って確かめていく「…ポケットナイフ、スマホ、弾」ポケットから危険物とスマホが出てくる「…これで全部?」「全部です」「金属探知機使おうか」「待って来てまーす」「これもありました」千奈が後ろからナイフを出す「正直でよろしい」「穂高これ」呼ばれたので柴崎さんたちに任せて向かう
「これ…」パソコンで作業していた所に突入したのだろう、パソコンの電源がついており鍵のかかっていない宝箱状態だ「……メール?」「そうっぽいですね、開きますよ?」「いいぞ、俺らのパソコンじゃないから」「了解」メールを開く「これは」隊員がメールを内容を見た瞬間に驚く「……次はここか」「そうですね」
次回廃工場制圧作戦