消えろメロス とメロスの妹は思っている(個人的願望)
作家太宰治の遺族の方々や太宰治のファンの方には不快に思わせるかもしれませんが、彼や、彼の作品に対して思うこと、どうしても書き連ねたく思いました。
二次元化を許してくださる貴方がたが、どうかこの批評を寛大な心で受け止めてくださることを望んでいます。
ピーンポーンパーンポーン、ピーンポーンパーンポーン。
〜この批評は、太宰治が嫌いな人物が書いた批評です。ところどころに太宰治を酷評する描写があるかもしれない為、許さんと思う方はページをバックし、見なかったことにしてください〜
走れメロスに関してどう思うだろうか?
私はずっと学校の教科書で内容を知るまで名作だなんだと囃し立てられていた(気がする)ので、教科書に走れメロスと載っていて、おお〜↑と思い、すぐに著者を見て太宰治と知りええ〜↓になった。
あったり前田のクラッシャーである。
国語の副教材の作家一覧に載っている人物の生涯について書かれているところ読んだら、スパダリ好きがこんな人間好きになるわけないので候。
裕福な家に生まれたのにヒモで?
(貧乏でヒモになるのならまだふーんと思える)
薬中で?
(戦争に行って人殺しをして悪夢にうなされて手を出したならまだふーむと思える)
自殺志願者で?
(死にたくなるほど残酷なイジメをされたならああ…となる)
写真を見るにこんなポーズとるなら確実におれイケてるとか思ってる勘違い系で?
(ナルシストでも海賊王の蛇と馬は推しキャラなので普通に太宰治が自己陶酔しているのが嫌悪している)
女たらしで?
(どんな理由があろうと許せないし古の法で処罰されれば良いと思う)
一つでも該当したら母上は泣くぞ!
全国の太宰さんと治さんと津島さんと修治さんに謝れ!!
と思う私。
まあ、作品自体に罪はない、読むか…と走れメロスを読んだところ。
な・ん・だ・こ・の・ク・ズ・は!!!(憤怒)
となりました。メロスに。
しかし悲しいことに走れメロスはテスト範囲。
頭に内容を叩き込むしかないということです。
じゃあテストが終わった瞬間忘れればいいと思いきやこれ教師になる為に頭に入れとくべき話だって?
教師がどういう職業か知っているか!
迷える生徒に光を与える職業だ!
なんでこんな闇しかない人生の作家の作品覚えにゃいかんだ!
倫理観が終わってる人を反面教師にして自身は良い教師になれってか!
まぁ、それはさておき、メロスです。メロス。ヒデェッス。
皆さん知ってますよね?要約はそう、メロスが妹の結婚式を見る為に親友の命を無断で担保にして結局王様との約束を守れたことで親友はことなきを得て王様とメロスが友達になる話です。
控えめに言ってクズです。外道です。
セリヌンティウス!今すぐこいつとの縁を切れ!
えんがちょ!えんがちょ!
そもそも人の心は疑ってなんぼである。
心優しい人が連帯保証人になって自殺するって物語山程見た!
満天の星空ではなく満天の星と書いてあるところくらいしか正しいところはない。何一つない。
人の命を勝手に賭けているのに妹の結婚式の時しばし忘れている畜生である。
ちょっと一眠りとはどういうことだ。お前が休憩している間にお前が勝手に盾にした友人は安寧の時を過ごせているとでも考えているのか。
お前の弟になったことを誇りに思うどころか一生の恥でしかない。アホか。
メロスが諦めかけるところの描写はまさしく生き方がダサイ女遊びをオサメラレナイ彼らしい書き方である。
(いや他の作品あらすじしか知らんけど)
若い石工、お前、メロスとかいうクソ野郎よりセリヌンティウスとの付き合いの方が圧倒的だろ。師匠だろ。何諦めさせようとしてんだよ。「お前のせいであの人は死ぬんだ!この人間の風上にも置けないやつめ!地獄に堕ちろ!」くらい言え。
セリヌンティウス、なぜ一回しか疑わなかった。お主は勝手に命を売られたんだぞ。あまりにもお人よしの域を超えている。アンビリーバボー!!
そこのマントをかけた少女、王様は民たちにメロスの所業をつぶさに伝えたのか?よく考えてみろ、カス具合がわからぬか?
いいか…こうなりかねないぞ。
『この市に私に惚れたという少女がいます。私の無二の少女だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの少女を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。』
メロスは単純な男だ。今回もいけると思ってやらかすに違いない。
そんでもって一番ヘイトが沸くのは長々書かれているからメロスだけど王様も王様だと思っているわい。
王様がこれまでに殺してきた人たちの中に罪のない人がどれだけいると思っている?
王様が問答無用で人々を殺すから自分が殺すしかないと思っていたら殺されたのかもしれない。
それは悪ですか?
日本の海外に比べて遥かに緩い法律では人をたくさん殺してようやっと死刑だけど王様はそれすらも圧倒的に凌駕する大量殺人鬼ですよね?日本ですらコイツ死刑やぞ?
な〜にが『仲間に入れてくれまいか。』だ!!
お前がいくら改心したとて死んだ人は戻らねーんだよ!!
と、まあとにかく最後の最後まで
メチャ滅チャフカイ
な気持ちでした。やってらんねぇ!!
ということでタイトルは私が妹だったら、
「消えろメロス」
妹は激怒した。必ず、かの愚図傲慢な兄を除かなければならぬと決意した。妹には政治がわからぬ。妹は、メロスの妹である。のんびりと暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹である私と二人暮しだ。妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近であった。そして、それを唐突に結婚式を今すぐしろと言い出し、後々聞いてみれば竹馬の友の命を勝手に担保にして結婚式を見に来たという。
ふざけるな。誰が人の命をかけてまで結婚式を見に来いと言った。
こちらが幸せにしている裏で人が死に行くと知っていたらどうして本当に幸せな結婚式を開ける。
お前がもし本当に死にに行く為に戻るとして帰る途中で何かあり遂行できなくても、私は一生、お前のせいで親友を生贄にした外道の妹として指差される。
お前と同じ血が通っていること、人生で最大の汚点だ。
消えろメロス、失せろメロス、苦しメロス
だからこの物語の続きがメロスと王が惨たらしい最期で罪の自覚を持つエンドであればなと思っています。
それともう一つ、
この物語、人間失格しか得してねぇじゃねえか!
人間失格其の一、王様。普通に大量殺人鬼。
人間失格其のニ、メロス。勝手に人の命を売る。
この世界は残酷だ。
ちなみに走れメロスがテスト範囲だった時、そこの部分の点が芳しくなく、テストの点数悪かった気がします。