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サンドペーパー
みがく
みがくということは
傷をつけているということ
目に見えて
目に見えない
傷をつけて
均していく
やすりで
ペーパーで
グラインダーで
バフをかけて
ぴかぴかに
する
それが
みがくということ
平均的な行いは
誰にとっても当たり前で
平均的な行いだから
誰にとってもつまらない
そこのサンドペーパー
取ってくださらない
もう少しここが
みがきたいの
50番か
100番か
4000番か
知らないけれど
ツルツル滑って
危ないような
そんな気分に
なってくる
綺麗になった
そんなんじゃない
ただ
見えなくなっただけ
