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ねんざ

僕が

引きずるように歩き始めて

もうすぐ二週間


君は

軽い捻挫みたいなものだよ

と言ったけれど

それが

癖になってしまった時の事を

考えたことがありますか


そして

捻挫してしまったのは僕で

だから

痛いのは僕だという

当たり前の事を

知っていたりするのでしょうか


知っていてか

知らずにいてか

君の歩くスピードは

いつもよりもゆっくりに

いつもよりも小刻みに

僕を

転がそうとするように

こっそりと

足を出す


僕の歩くスピードが

前と同じになったなら

ようやく自分の足で立てたねなんて

笑いながら走り去る


そうだよ

君はそんな奴だ


捻挫した足は

踏み出すのだって震えるのに

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