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波乱の予兆

初投稿です

色々と至らぬ点、表現等下手なところがあると思いますが温かい目で見守ってくださると私が喜びますよろしくおねがいします

※あらすじにも書きましたが女性の同性愛をテーマに書いています、苦手な方はご遠慮ください


そこは学校の廊下

3階から窓を通して見える景色は校庭やその隅っこのほうに咲く桜、その奥には住宅街やらなんやら…

彼女にとっては見慣れた景色



腰まで届きそうなサラサラの長い黒髪、凛とした顔立ち、見ていると吸い込まれそうな黒い瞳、服装は紺色に白の縦のラインが入ってるブレザーにこれまた紺色と白が交じっているスカート、首の辺りには青のリボンがついている


「はぁ…やっぱりこの制服ダサいなぁ…」

彼女は窓越しに写る自分自身を見つめ独り言

彼女の言うとおり正直その制服の見た目はダサい


そんなことをぼやきながら廊下を歩く


すると

トイレを通り過ぎようとしたときなにかにぶつかる

急なことだがよろけるだけでなんとかその場に立っていたが、ぶつかってきたなにかはそのままぶつかった反動でしりもちをつく


「いたっ………………あ、すみません……」


少し高めな優しい声が聞こえる

声からするに女の子にぶつかったのだろう

…まぁ基本的に女の子しかいないのだが……………


「いや、大丈夫よ……それよりあなたこそ大丈夫?」


どうやらトイレから急いで出てきた子と出会い頭にぶつかったらしい

彼女はそっと手を差し出す

ぶつかってきた子は少し躊躇して手をとって立ち上がる

立ち上がった子は黒と少し茶色が混じった長い髪、彼女と同じダサい制服を身に付けている、首には赤のリボンだ

ぶつかったからか少し下向きで表情は読みづらいが柔らかいとでもいうのだろうか、優しさが全面的に溢れている顔立ち……と彼女は思った

相手の子は手を取るなりすぐにこちらを向いて喋った


「私は…大丈夫です…それよりその、ほんとにすみません」


立つなり腰を前に曲げて謝る


「ほんとに大丈夫だから、でもあんまり廊下とかは走らないようにね?」


少しやさしめな声で言った…………と思う

こうまっすぐ謝られると逆にこちらも困ってしまう


「はい……すみませんでした…………」


「……うんうん、じゃあ私は行くね」


「あ、はい、失礼しました」


こうしてぶつかってきた子は後ろへ過ぎ去って行く

彼女もそのまま行こうとしたが下に目線が動いた


ハンカチが落ちている

きっとさっきぶつかってきた子が落としたのだろう

しゃがんでハンカチを拾おうとするとそれに描かれている黒色のシャム猫の柄に気付く

(黒シャム…………)

そんなことを考えながらハンカチを拾い後ろに振り向いて声をかける


「待って!ハンカチを落としてない?」


「え…………あ…………」


言われてポケットの中を探して気付いたようだ

そのまま彼女に近付きハンカチを渡す


「ほんとにすみません…」


またこの子は腰を前に曲げる

気にせず右手を横に振りながら言う


「いいっていいって、じゃあね」


「はい、ありがとうございました」


こうして2人は別れる、特に特別ってほどでもないが記憶の片隅に残るような出会い

(あの子、可愛かったな~)

そんなことを考えながら廊下を歩いていく


春の陽射しが窓を通して彼女らを照らす、このあと起こる出来事とは関係なく、明るく、明るく彼女らを照らす


初回はこの物語の中心になる2人の女の子しか登場しませんでした、しかも名前すら出ませんでした気にくわなかった方ごめんなさいm(__)m

あとちょっと短かったかな?

次回からちゃんと?やると思います

ここまでご愛読ありがとうございました

次回もよろしければよろしくおねがいします。


8/2(日)19時頃追記

若干文章を追加しました

あと一番大事なところ、制服がブレザーだって情報を…制服がブレザーだと書くの忘れてました…

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