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12 揚々


 エルサニア王都への道中、最も重要なのは危機管理。


 僕の狩人能力と『Gふなずし』での『探索』、両方全開で進みます。


 チュースさんを万が一にでも危ない目には合わせられないですから。


 それに、無事にお届けしたい大切なおみやげもありますし。



 実は、リグラルトとびねずみさんたちから、


 おみやげとしてアグラタケをいただいてきたのです。


 あの洞穴の中で栽培されていたものだとか。



『私もそうですが、仲間たちも園芸仕事が大好きみたいです』


 いえいえ、チュースさん、


 これってかなり凄いことなのですよ。


 確か、アグラタケの管理栽培って、誰も成功したことのない偉業だったはず。



『皆さんのお役に立てそうで何よりです』


 きっとこれって、リグラルトとびねずみさんたちの集落存続の強力な武器になりますよ。


 ツァイシャ女王様にも、イチオシ案件としてお伝えしなきゃ。



 もちろんアグラタケは、アリシエラさんご自慢の新作魔導具『ナマハゲ』に『収納』


 今回の遠征狩猟、本当に良い感じで完遂できそうなのです。



 ---



 無事にエルサニア王都に到着。


 実は、旅の途中でアランさんから『Gふなずし』に着信がありました。



 リグラルトとびねずみさんたちの集落存続の件、


 ケルミシュ村からの了承を得られたそうです。


 もちろん、決め手となったのは、アグラタケ管理栽培成功。


 どうやら定期的に納入してくれることを条件とするみたいです。



『有害生物研究所』の方も、問題無し。


 だって、有害どころか共存共栄できちゃうんですもん、


 駆除なんてできっこないですって。



 てな感じで、懸念も解決、意気揚々とエルサニア城の謁見の間へ。



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