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二泊三日異世界の旅   作者: 燻製ちくわ
第一章 最初の転移者
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プロローグ

 2017年5月に神を名乗るものが日本のすべてのテレビ、スマホなどから映し出され高々に宣言された。

私の名はカミル遥か遠くから来たものである。 今日から本日16歳の誕生日を迎えた者の10人に1人をラーミア星に転移させる。なお、転移した後72時間後に転移した人の前にゲートが現れる。そのゲートに入れば転移する前の場所に戻れる。 なお、ゲートには転移してきた人が一人しか入れない。一人が入ったらこのゲートは消えてしまう。 また、ゲートは72時間後に開いてから一時間の間誰も入らなければ消えてしまうので気を付けてほしい。選ばれた者は旅行の気持ちでラーミア星を楽しんでほしい。


日本のあらゆるメディアをハイジャックする形で流れた宣言に大騒ぎになるが、次の日、昨日16歳の誕生日を迎えた人が大量に行方不明になり、さらに大騒ぎになる。そして、また次の日も16歳の誕生日を迎えたものが姿を消し、カミルと名乗るものが本物だと認識せざるおえなくなり日本では大騒ぎになってしまう。


カミルと名乗るものが現れてから4日後、ラーミア星から帰ってくる人が出始める。 最初に行方不明になった人のほとんどが帰ってきた。どうやら、行方不明になった場所に現れるらしい。行方不明になった時間が朝方だったこともあり、より多くの人が家に戻ってきた。家族たちはすごく喜び、抱き合いながら無事にかえってきたことを喜び合っていました。 また、次の日に消えた人も72時間後にはほとんどの人が帰ってきて喜んでいました。


カミルと名乗る者から宣言があってから5日後、日本中が大騒ぎになっている中、また、あらゆるテレビやスマホなどから、映像がジャックされカミルが映し出された。 日本中の人々が切り替わった映像に注目するなか、カミルは言った。


「今、話を聞いている者は私が宣言した通り16歳の誕生日を迎えた者を転移させていることは理解していると思う。 明日も明後日も16歳の誕生日を迎えたものを次々と転移させていく予定だ。 また、これから16歳になろうとする人々たちに言いたいことがある。 それは、転移した世界を楽しんでほしいということだ。そのことを切に願う。 また、ラーミア星にはいろいろな宝を配置してある。それらを見つけ出し、持ち帰ってほしい。 その宝のうちの一つを見せておきたい。」


そう言ってカミルの手元に卵の大きさ位の赤色のオーブが映し出された。


「これは、ラーミアレッドオーブと言い、これを持ち帰ることが出来れば16歳の者が転移することがなくなる。このオーブを探し出し、持ち帰るものが出てくるまではずっと転移は続くことになる。他にも多くの宝を配置したが、ぜひ、転移に選ばれた人は宝さがしも含めラーミア星を堪能してほしい。」


そう言い残しカミル映像は消えていった。 その後、政府からラーミアレッドオーブを持ち帰った人は一億円の報奨金が出ることが発表された。 これは、ラーミアレッドオーブを持ち帰る人が現れるまでの多くの人を巻き込んだ物語である。




 

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