4話 ゴブリン?
戦闘って大変…
「キシャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ゴブリンが俺の振り上げた剣を避けて攻撃しようと剣を握ってこっちきた。
チッ。 たぶん今の俺のステータスでは今から攻撃を防ごうとしてもムダだ。
じゃあ俺は何するかって? そのまま切っちまうんだよ!!!
「はぁぁぁぁぁぁっっぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は1本めの剣で頭を真っ二つに切り2本目で首を切ろうと横薙ぎしようとした。
あれ? ちょっとゴブリンの剣遅くない? 気のせい?
ザシューーーーー
???2本目の剣が先に当たったと思ったらきれいにゴブリンの頭が飛んでいった。
《経験値を獲得しました》
《経験値が一定に達したためレベルが上がります》
《経験値が一定に達したためレベルが上がります》
あれ…?弱くね?死んだの?いまので?
スキルとか使ってないよ?俺が今使えてるスキルって常時発動の《剣術》だけだけど…
まぁ師匠より剣速遅かったからまさかとは思ったけど…一撃ってさぁ
師匠が強いだけかもしれん。
月避難させる必要なかったじゃん…
いいや、まだわからん。
俺の武器が強かっただけかもしれん。 ゴブリンの剣と俺の剣両方を鑑定した。
ゴブリンソード Gランク
耐久値:6/20
攻撃力:+20
《スキル》
なし
ただのゴブリンの剣。超弱い。Gランクの中では中堅レベル。すぐ壊れるためゴブリンはあまり武器を持っていない。 ゴブリンが生まれたときから持っている謎の剣。
青銅の剣 Gランク
耐久値:99/100
攻撃力:+40
《スキル》
なし
鋳造された青銅の剣。あまり強くない。冒険者が初めに買う初心者用の剣。Gランクでは一番強い。
…微妙だがゴブリンソードが弱いのは分かった。使ったから耐久値が減ったのか。
武器のせいでは…ないのか。まあいい。認めよう。俺はゴブリンより強い! あ!忘れてたけど月は…
「お〜い、月いるか?」
「うん!!いるよぉ。」
月が茂みから出てきた。
癒やされるな〜
「なぁ月ゴブリン弱くない?」
「うん!まあお兄ちゃん最強だしね!当たり前だよ。」
いやいや毎回俺師匠にボッコボコにされてますけど…
というかレベルアップしたんだな俺。
《ステータス》
個体名:ラナン
種族:人族
クラス:魔剣士
職業:無
レベル:3
年齢:7
HP:450/450→650/650
筋力:250→350
知力:500→550
MP:1300/1300→1500/1500
俊敏:120→320
耐久力:120→250
スキルポイント:10
《スキル》
全言語理解:Level3 派生スキルオーガ語:LevelMAX
必要経験値10分の1:LevelMAX
アイテムボックス無限:LevelMAX
魔法付与:Level1
鑑定検索:Level3
剣術:Level5
家事:Level3
我流剣術
《魔法》
炎魔法:Level1 ファイア
土魔法:Level1 アース
天魔法:Level1 ライト
無魔法:Level1
《称号》
異世界転生者、フォースマジシャン、豊穣の女神に祝福されしもの、女神の加護
お!レベルアップしてステータスがかなり上がったぞ。スキルポイントはレベル1上がるごとに5ポイントもらえるのか。鑑定できるのかな?
《スキルポイント》…新スキルと交換することができるたりスキルのレベルを上げることのできるポイント。念じることで交換できるものが浮かび上がる。
まじか… 試しに念じてみるか。スキルスキルスキル…
《交換》
怪力…2ポイントで交換できる。筋力が少し強くになる。一回使うのに使用MP30。1分ごとにMP3使用。
魔法強化…5ポイントで交換できる。攻撃魔法、回復魔法ともに2分だけ効果が2倍になる。
疾風…4ポイントで交換できる。俊敏が1分だけ3倍になる。使用MPは100。
…出てきた 内容も悩むなぁ。 でも魔法は今は使ってないからというか使い方わからんから後回しでいいか。 んじゃ怪力と疾風を交換!!
《スキル:怪力、スキル:疾風を獲得しました》
よし! あとスキルレベルも上がるって言ってたよな?
えっと…スキルレベルがある怪力とまだ使ったことのない魔剣化を上げるか。
《スキル:怪力のレベルをポイント2を使ってあげますか?》
《YES/NO》
YESだな。
《スキル:怪力のレベルが上がりました》
スキルの効果が少し強くなるが強くなるに変わった。
続いて付与魔法も上げる。
《スキル:付与魔法のレベルをポイント2を使って上げますか?》
《YES/NO》
これもYESだな。
《スキル:付与魔法のレベルが上がりました》
よし。 これで何かができるようになったはずだ。 あとは魔力の使い方と魔法の使い方だな…
今度この村を月と一緒に出て人族の街に旅に出て冒険者になるのもいいな…
「……ちゃん?」
「…兄ちゃん?」
「お兄ちゃんってば!」
は!ついぼーっとしていて月のことが頭に入っていなかった。
月はむすーとして頬を膨らましている。 …かわいい
「ごめん。レベルが上ったみたいでちょっと気になってね。」
「ふ〜ん」
「ごめんて…何でも一個言うこと聞いてあげるからさ。」
そしたら月は興味を惹かれたようで食い気味に
「ほ、ホント?絶対だよ?」
「あ、ああ。絶対聞くよ」
俺に何させるつもりなんだ…
「ふ〜ん。なら許してあ〜げる」
どうやらお許しいただけたようだ。 前世でも女子と関わり合いなんてなかったからな…反応に困る。
「よし。夕暮れまでに魔物を5匹倒せばクリアだからな。急ぐぞ!月」
「うん!」
俺はアイテムボックスにゴブリンをしまって森の深くに入っていった。そういえばアイテムボックスは念じるだけではいるから便利だよな。 取り出すときは目の前に黒い渦が出てきてびっくりしたが。
そこから取り出せるからかなり便利。生物は入らないらしい。生きてるありんこくんは入らなかった。
おっと。無駄話は後にして気を引き締めて出発しよう。
俺たちは夕暮れまでにはじめのゴブリンを合わせて7匹の魔物を倒した。内訳は
ゴブリン3匹、レッドボア2匹、はぐれウルフ2匹だ。
運良くオークとは居合わせなかったから良かった。オークは多分この森の中ではトップクラスの魔物。
今の俺だと倒せるとは思うが苦戦はするだろう。
その点ゴブリンは良い。俺が弱らせた後月華にとどめを刺させてパワーレベリングができた。
そのため月華のステータスは伸びた。
《ステータス》
個体名:月
種族:妖狐族
クラス:聖女
職業:無
レベル:3
年齢:7
HP:270/270→350/350
筋力:100→150
知力:500→550
MP:1450/1450→2050/2050
俊敏:120→190
耐久力:90→180
《スキル》
回復魔法補助:LevelMAX
回復量アップ:Level1
家事:Level3
剣術Level1
《魔法》
天魔法:Level1 ライト
聖魔法:Level1 ヒール
固有魔法:Level1 幻、小結界
《称号》
聖女、美少女、サードマジシャン、みんなの癒やし
とかなり上がった。とどめを刺すためゴブリンソードを使わせていたら。剣術のスキルがゲットできたらしい。
これが今日一番の収獲と言ってもいいだろう。スキルは生半可な努力では手に入らないからな。
まぁいい。さっき長の集合の合図で集まってからどれだけ倒したか発表された。
俺ら以外のところはノルマ達成できなかったらしい。来年もやるそうだ。
解散したから俺は月をおぶさって今家に帰っている途中だ。疲れて眠くなったそうだ。
さっき師匠にはあって
「ガッハッハ。おまえらならできると信じていたぜ!!」
なんて調子のいいことを言っていた。微妙に酒臭かった気が…
そんなことを思っていたら家の前までついた。 母さん褒めてくれるかな?
だ、誰かいいねを…
更新内容
スキル発動にMP使用を追加
魔剣化を付与魔法に変更