08 SIZ0のスキル選択
「さあ、ここだ。」
そこは、魔法陣が書いてあるだけでただ広いだけの何もない部屋だった。
何もなさ過ぎて何もコメントできない。そんな部屋だ。
「まずは。これを渡さないとな。」
《レシピ本錬金の心得、木工の基礎、鍛冶のすゝめ、初心者生産キットを獲得しました。》
早速、<解析>を使うか。
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錬金の心得
スキル<錬金術>とその派生スキルを一つ獲得する。
木工の基礎
スキル<木工>とその派生スキルを一つ獲得する。
鍛冶のすゝめ
スキル<鍛冶>とその派生スキルを一つ獲得する。
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「チュートリアルで渡されるはずのものだ。
本来なら、選択できるんだがここに合わせて、こちらで選ばしてもらった。
普通より、一個多いからな。それで勘弁してくれ。」
一つ多くもらえるなら、文句を言うつもりもないかな。
それよりも、少し態度が柔らかくなってきた気がする。
今のところ、このゲームで一番会話している人だからな。
そう思うとなんだか急に寂しくなってきそうだ。
まあとりあえず、スキルを<解析>するか。
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<錬金術> 乾燥、加湿ができるようになる。
<聖錬術>
成分の分離に特化。薬の生産に適している。
古人の夢であるエリクサーも作れるかもしれない。
<錬丹術> 物質の変質に特化。劇物の作成に適している。
東の大国の人々が夢に見た仙丹も作れるかもしれない。
<錬金術Ⅱ> 正統進化。バランスの取れたオールラウンダー。
鉄を金に変える力を持つ賢者の石も作れるかもしれない。
<木工> 木材や、木材の制作物に対する<解析>を強化する。
<家具製作> 家具の製作に特化。
家具は人を癒しHPの回復を助けるだろう。
<木彫> 小物や、芸術的な木の加工に特化。
美しさは人の心を動かせるはず。
<大工> 大型の物の製作に特化。
木の建物は火に弱いが、温もりを感じさせてくれる。
<木工Ⅱ>正当進化、バランス型
いいとこどりだが、上達には骨が折れるだろう。
<鍛冶> 鉱石や、鉱石の制作物に対する<解析>を強化する。
<武具> 武具の製作に特化。
金属を武器に変え、力を与える。
<防具> 防具の製作に特化。
金属を防具に変え、人を守る。
<鍛錬> 武具、防具の修繕、強化に特化。宝石の扱いに長ける。
長く使われた武器や防具に再び、力を与える。
<鍛冶Ⅱ> 正当進化、バランス型。
いいとこどりだが、上達には骨が折れるだろう。
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うーむ、書いていること云々のまえに、厨二っぽさが気になる。
それはどうでもいいか。
他の人が選ばなさそうなのを選ぶだけだ。
不人気職は意外と強いっていうのはお約束だからな。
【<錬丹術><木工Ⅱ><鍛治Ⅱ>を獲得しました。】
結局、錬丹術以外正統進化に落ち着いた。
どれが人気だとか、初心者にはわからないや。
時間だけはあるから、うまく活かさないと。