表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/25

05 再会と情報収集

 「あら、まだいたのね。」


 初めに話しかけてきたあの人がいた。


 「そこらを歩いていたんですよ。迷子になって戻ってきました。」

 「迷子にしては、帰ってくるのが早かったわね。」

 「交番で地図をもらってきたんです。」


 女性は目を大きく見開いて、

 「珍しいわよ、それ。」

 「早く厄介払いがしたかったから渡されたんだと思います。」


 「よっぽどSIZがひくいのかしら?」

 「そうです、0なんですよ」

 「あら、VITが0なら、初期好感度-80になるわね。ちなみにVIT5で好感度0よ。」


 「そんなに低いんですか!」

 「大丈夫、5時間ぐらい話し掛け続けたらプラスになるわよ。」


 最初と同じように女性はいたずらをした子供のように微笑んだ。


 「ありがとうございました。」


 「あと、フレンド申請しておいたからいつでも呼んでくださいね。」

 右上の端に見えるウィンドウに、


 〔ユミナル・サラナ NPCからフレンド申請が届きました。〕


 不思議と違和感無く出てきた。


 「ユミナルさん、NPCだったんですね。」

 一回NPC説も考えていたけどSIZの効果がなかった時に、その線は捨てていた。


 「まあね。それと、この世界の人には、下の名前で呼んだ方が良いわよ。それじゃあ、良い旅を!」


 サラナさんが大きく手を振って見送ってくれた。

 さあ、今度は人の流れにのって迷わないように行こうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] Twitter企画から来ました蒼弐です。 VRMMO の類は普段読まないのですが、設定が作り込まれていてわかり良かったです。 面白そうなので引き続き読ませていただきますね!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ