俺、バイトで友達と約束してさらに日本人に会う
「俺に何かいい依頼を紹介してくれよ」
俺 と言っているが彼女は女だ
僕と同じくらいの身長で職業は僧侶
B級冒険者のナリサさんだ
彼女はB級冒険者8人のパーティーの回復担当で攻撃魔法も使える実力ある冒険者だ
彼女とは友達でよくご飯を食べに行ったりしている
実は僕はもともと一人称が『僕』ではなく『俺』だったのだ、なぜ『僕』になったかと言うと女の子になっていきなり『私』とは恥ずかしく、まずは『僕』にして、最終日的には『私』と自然に使えるようにするためだ
だが、彼女にあって別に一人称が『私』じゃなくてもいいと思うようになったのだ
しかし今さら『俺』に戻そうとしても『僕』に慣れてしまったので戻せないのだ
「なぁ聞いてるのか? 最近サポートばっかでつまらないんだ、何か手応えのあるモンスターとかいないのか?」
「じゃあ 廃墓地のアンデット退治なんでどう?今日はお昼に終わるから一緒に行こ」
「いいねぇ 腕がなるぜ」
休日にたまに彼女とモンスター退治に出かけることがある
最初は心配されていたが今ではパートナー同然に信頼しあっている
「しかしお前、結構強いのに何で冒険者にならないんだ?」
「冒険者って名前が有名だと求婚がうるさいんでしょ だから嫌なの」
「あぁたしかにな、あれはめんどくせぇ」
彼女に1時に僕の家に集合するように伝え
僕は仕事にもどることにした
今日もギルドは忙しい、受付はとても大変だけど
依頼の紙をもって走り回ってる新人を見ると受付で良かったなと思ってしまう
後で新人にはジュースを奢ってあげよう
今日は珍しく冒険者登録をしたいという少年が来た冒険者登録をする人は1ヶ月に一回ぐらいが基本だしかも数多くいる受付の中で担当するのは奇跡に近い今日はいいことがありそうだ
「ではこの紙に名前と年齢、特技を書いてください」
「わかった」
「オオタニ シンヤさん15歳、特技は戦うこと、ですね、はい、これで登録完了です、頑張ってくださいね」
「あなたも日本人ですよね、それ名前のとこ日本語ですよ」
あっ本当だ 何でだろう全く違和感がなかった
別の文字なのに、あれかな英語の授業やテストをやるとき名前は日本語で書くからそれと似たような感じで抵抗が無かったのかな?
「ええ、私も日本からきましたよ」
「へぇー見た感じ転生ですよね」
「はい、ただチートはないのでこうしてギルドで働いています」
「嘘つき、俺より強いじゃん」
「鑑定の能力?」
「違う、力量が分かる程度の力だよ」
「そっか、せっかくこの街に来たなら楽しんでいってね」
「うん」
シンヤくんか、初めて僕以外の日本人を見たな
召喚でもされたんだろうか?
今後の成長が楽しみだな
「お疲れ様ミリーちゃんあがっていいよ」
「あっマスター お疲れ様でした」
「まだマスターなのか」
「セクハラの罪は重たいのよ」
「あっカミラさんお疲れ様です」
「ええ、お疲れ様 この筋肉にいじめられたらいつでも言ってね」
「はい! ではまた明日!」
「じゃあね」
さて、早く家に帰って装備を整えないと
次は8月9日です!