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俺、バットエンドを回避して平民になる

とうとうきた、外に元婚約者と騎士が何人かいる!

きっと僕捕まえにきたのだろう、お母さんが対応してるけどとりあえず様子見で駄目ぽかったら転移で逃げよう

昨日死ぬ気で練習したらできちゃったのだ

目を閉じて開けたら草原にいたのでビックリした

帰れず泣きそうになったけど帰れて良かった


「あらあら みなさんそろって何の御用かしら?」

「アルデール公爵婦人、あなたとこの御令嬢に殺人未遂の容疑がかかっております」

「おかしいわね、ミリーはあのパーティーの日から一度も家から出ていないのだけど、それでもうちのミリーがやったと?」

「リサ嬢がミリー嬢の仕業だと発言しています、真偽は不確かですがご同行を」

「お断りします、娘ともうそこにいる元婚約者とは会わせないと約束をしたので」

「おい!そんなことが通ると思っているのか!早くミリー嬢を出してもらおうか」

「殿下、アルデール公爵家は例え王族でも強制はできません」

「そこの騎士の言う踊りよ元婚約者さん、分かったら帰ってくれるかしら、あと騎士さん、陛下に伝えておいて、今後私たちアルデール家は王家には協力しないと」

「…かしこまりました」


おお!帰って行く!僕の容疑は晴れてないけど、一方的な死刑は免れた!

にしても王家からも縛られて無いなんて、うちはいったい?

お母さんにあんなことして大丈夫かと聞いたら


「いいのよ、この国を取らずにこんなとこに住んであげてるんだから」

と言われた、僕はもしかして親の力で『ざまぁ』とかできるタイプの悪役令嬢なのだろうか?

いやそんなことはしないけどさ、もう会いたくないし!

何か安心したらお腹すいちゃった、今日はよく眠れそうだ



僕は気付いてしまった…友達がいないと、

生き残ることに成功して安心したのは良かったが、そうなると突然暇だなぁと思い友達と遊ぼうと思ったのだが、よく考えたらレッスンとかばっかりだったし、お茶会もあの元婚約者と二人きりのばっかで、たまにあるパーティーもみんな寄ってこない、つまり友達がいない!

でもまてよ、昔ならともかく今貴族の子と友達になったら疲れそうだ、婚約破棄されたし、知ってる貴族はみんな性格悪いし、そうなると城下町に遊びに行ってもいいかもしれない、平民なら多分僕を見たことある人もいないだろうから例え婚約破棄の噂を知っていても大丈夫だろう、お母さんに聞いてみよう!


「え?城下町に遊びに行きたい? いいわよ」

「いいの!」

「いい?覚えておきなさい、我が家の家訓は 何者にも縛られない、それが例え王でも家族でもよ、好きなように生きなさい」


やべぇ、何だこれ、涙が止まらない

これは僕と言うよりミリーが今まで苦労したぶんの涙なんだろう、 我慢せずに泣いといた


「お母様、私平民として過ごしてみたい」

「やっぱり私の子ね、いいわよ家はここと城下町どっちにする」


お母さんは少しビックリすると優しく許可してくれた、

お母さんも昔同じようなことをしたらしい、

いっぱいお母さんの昔話をきいたあと、お母さんが昔使っていた家に住むことを提案されたのでそこに住むことにした、これからは平民暮らしだ!

平民の友達をつくって遊ぼう、あと働いてみよう!やりたいことがたくさんあるんだ!楽しみでしょうがない

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