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俺、気づいたら女になってて婚約破棄されてた

僕は今、婚約者にありもしない罪で罪人にされ婚約破棄を言い渡されているところだ

因みに婚約破棄は男だ、別に僕がホモな訳でも僕っ子系女子な訳でもない、なら何故こんな事態になってるいか

実は僕も不思議でしょうがない

気がついたら華やかな場所で美男美女が踊っていた

そして婚約者が近づいてきた途端に今の僕であるミリーの記憶と前世に姉がやっていた乙女ゲームの記憶が自然と頭に入ってきた


「そうか、これは悪役令嬢転生だ」


僕の思考が正解をだすのは早かったのだが混乱はおさまらなかった、

悪役令嬢転生するならせめて婚約破棄のイベントではなく、生まれてから前世の記憶があってしてほしかった、でもミリーの記憶は頭に入ってるがゲームにあったようないじめはしていない、それどころか婚約者のことが好きじゃない、そして何より優しい!

だからなぜ婚約破棄イベントが起こってるのか分からない

理解がいまいち追い付いていない内に中婚約破棄イベントが始まってしまったのだ


「君との婚約は無かったことにしてもおう」


僕に発言権は無いかのようにマシンガントークをされ、最後に婚約破棄された


「ええ、分かりましたお好きにどうぞ」


言っておくがこれはゲームのシナリオ通りだ、ゲームの彼女はこう言って去り、後日ヒロインが何らかの事故に会うが一命をとりとめ犯人がミリーだとバレてミリー処刑される

が、最初も言ったように俺がこの娘になる前からこの娘はそんな娘じゃ無かった、とてもそんなことをやるような娘には思えない


「お嬢様、帰りましょう」


僕の従者が僕をエスコートし馬車に連れて行く

僕の元婚約者の隣にいるヒロインは転生者なのだろうか、それともあのゲームじたい最初からミリーは無罪だったのだろうか

今となっては製作会社に問い合わせもできないのでどうしようもない



家に着いた

家族は婚約破棄のことを知っており僕のことを信用し心配してくれた、僕の無罪を証明するとやる気満々だが本当は婚約者が好きでは無いこと、なんならあの人たちには幸せになって欲しいこと、家族に迷惑かけたを謝った

いろいろ話し合ったが結局無罪を証明することになったがあの人とはもう2度と会わなくていいと言ってくれた

何て優しい両親だ

ゲーム通りだとヒロインが事故って僕は処刑される

事故が起こりどのぐらいでヒロインが復活して僕が処刑される分からないが不用意に家からでない方がいいかもしれない、アリバイを作らないと

他にもいろいろと対策をしておくか


「ミリーちゃんご飯よー」

「はーい、今行くー」


あれから3ヶ月たった今のところ事故は起こっていない

対策も特に思い付かずここ最近は魔法の練習をしている、この世界には魔法が存在して主に火、水、風、土と四属性とあるが一般的には火と水しか使うことができない

この世界の魔法はやはりイメージが大切らしく科学が発展してないのが原因だと僕は思っている、何故なら僕は四属性以外にも雷、氷、重力、ある程度知ってることなら操ることができたからだ、今は転移魔法を使えるように特訓中だ、魔法の方に注目がいってしまったが魔力と言うもの自体が素晴らしいものだ!変幻自在、しかも温度まで決められるので超能力者みたいなことができるのだ!


「ミリーちゃん、そう言えば昨日、例の男爵令嬢が事故にあわれたそうよ」


ご飯中にお母さんが爆弾を落としてきた


「そうなんですか!」


とうとうこの日がきたか、彼女がどれくらいで回復するかわからいけど僕の死が近いことは確かだ、できるだけ今日か明日で転移魔法を使えるようにしとかないと行けないかも知れない、お母さんとお父さんは天罰が下ったと笑っているが、正直僕はそれどころじゃない


「お父様、お母様、おやすみなさい」


転移魔法をおぼられなかった場合のことを考えて今日のうちに別の手段を考えておかないと




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