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SUPPORTING ACTOR - 天落の魔術学園 1st-  作者: MIST・CAT
1st episode 理由─ワケ─
6/86

クラス分けテスト─筆記試験─

翌日、午前10時。キヨは再びプライン学園にいた。



今日は、教室での筆記試験。時間は1時間、後半の問題を解くなら2時間に延長される。



キヨは、問題用紙にざっと目を通す。流石にエリート校、後半の問題は、中等部で習ってない難しい問題が多かった。



基礎問題から順に、書き間違えのないように慎重に解いていく。



・属性の相性

基本属性は、火水雷土風の五つがある。力関係は

火←水←雷←土←風←火となる。


特殊属性は、光闇が現在確認されている。また、他にも創造や破壊、時といった属性もあるとされるが確認されていない。力関係としては、

基本属性<光⇔闇


最後に混合属性、氷と土、混沌が現在までに確認されている。氷魔法は風と水属性の魔力、木魔法は土と水属性の魔力、混沌魔法には光属性と闇属性の魔力が必要になる。最終的な力関係は以下の通り

基本属性<特殊属性<氷⇔木≦混沌


・魔法のランク

下から


下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、神級魔法、禁忌魔法


である。ただし、禁忌魔法には魔力の他にも必要なものが存在するため、使われることは勿論、ほとんど存在すらしられていない。


・魔法文字

魔法を構築するための文字。しかしながら、習得には莫大な時間がかかる。



算数、歴史etc.は省略。中等部で習った問題。



・魔法の注意事項

魔法の発動には魔力が必要であり、級によって発動に必要な魔力量は変わる。魔力が足りないと発動しないが、逆に魔力が多いと数が増える又は大きなものができる。

魔力量が同じでも、魔力をよく練り込む(魔力密度が高い)と同じ魔力量の、同じ魔法でも魔力密度が高いもののほうが威力は高くなる。


魔法陣から魔法を読み取る、魔力の説明、使い魔契約の方法etc.は再び省略。



と、問題の数が多く、普通にやると、ここまで解答するので一時間を使う。だがそこは天才と言うべきか、キヨは30分で終わらせていた。


(さてと、後半は……)



と、キヨは後半の問題用紙に取りかかる。その内容は……



・新しい魔法と、その魔法陣をつくれ。

・新しくつくった魔法の使用用途を答えなさい

・禁忌魔法『邪魂転成』を使われた場合の対処法を答えなさい

・『ドクマクロキノコ』を食べてしまった場合の対処法を答えなさい



(……なるほど……難易度は最高レベルだな。……まぁいけるな……)



と、キヨは少し休めていた手を動かす。さすがにこの問題たちは、一時間で終わらせるのは流石に無理だった。しかし、それでもキヨは一時間半で終わらせてしまった。



因みに、キヨの周り(もといキヨ以外の全員)は一時間で終わらせていた。つまり、キヨしか後半のテストは受けていない。



(……エリート校だよな……ここ……まぁ、関係ないからいいや……)



と、キヨが学園の生徒たちの学力に対して大きな疑問を抱いたのだが、ここでは割愛。



キヨは解き終わった解答用紙を試験官に提出。11時半と、少し早いが食堂へ行き、一人で昼食を取る。どうやら他の人は既に食べたらしい。そして、食べ終わった人たちは、既に実技試験の会場に行ったようだ。



(……ゆっくりしていくか……まだ12時だしな……)


キヨは結局、1時まで食堂でお茶を啜っていた。その時、「いい時間だ……」などと言って寛いでいたのは余談。


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