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SUPPORTING ACTOR - 天落の魔術学園 1st-  作者: MIST・CAT
3rd episode 学年別対戦─トーナメント─
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王道主人公の苦悩(笑)

「くそ……」



キヨが立ち去った後の屋上で、ルニア達は倒された(返り討ちにあった)ティーシャとメルの様子を見ていた。



ポップルとイツキは憤り、ルニアは考え込んでいた。



「……なんでだろ……」



ポツリと。ルニアが言葉をもらした。



「は?」

「何が?」



その言葉に、どうも要領を得ない二人が質問する。



「何でキヨはこんなこと……」



普通の人間なら分かること。詰まる所、時間の損だった。が、イツキとポップルは真面目に答える。



「それはその……」

「そんなの、あいつがヤな奴だからじゃ……」



もしキヨが聞いたら間違いなく嘲笑うような答えだった。



「違う!キヨは……キヨは僕の親友なんだ……きっと訳があるんだと思う……」



これも、キヨは嘲笑うだろう。が、ルニア本人は至って本気なのだから質が悪い。



「そ、そうだよ!きっと何か訳があるんだよ!」

「だ、だな!ルニアの親友だもんな!」



これ幸いと、ヨイショして自分達の発言をなかったことにした二人。気絶していた二人もこの後すぐに起き、授業時間までポップルとイツキはルニアと居て、メルとティーシャは帰るまで一緒にだったという。

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