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お江戸でござろう?  作者: satomi


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第10話


 深谷将校はれいに求婚したらしい。もちろん返事はOK。 

 れいが悪阻の時から二人はラブラブだったもんね。

 れいの子の名前は玲菜に決まった。さっそく深谷将校がうちに挨拶に来て、

「お嬢さんと結婚させてください!」

「いいよ~」

 と、父上の軽い返事で二人は結ばれることとなった。


 私もれいも家を出て生活をすることとなった。栄二に泣きつかれたのは驚いた。まだそこまで懐いてないと思ってたのに甘かった。

「「おねえしゃまたちいかないで~」」

 舌ったらずなところが可愛い。

「たまには帰ってくるから約束よ!」

 三人で小指を結んで指切りげんまんをした。


 私は良一さんの実家。義母さんがちょっと怖いなぁ。

「安心してよ。かなり弾けてる母上だから……」

 頭の中で?がグルグルと回ったけど、会ってみてわかった。

「貴女が華ちゃん?いや~ん、可愛い!」

 いや、義母上の方が可愛いんじゃないかな?舶来ものかな?エプロンを着て、登場した。義父上は良一さんとよく似た方だった。

「華さん、この南郷家にようこそ。歓迎するよ。うん、良一に聞いてた通りの凛とした美しい方だな」

「母上も父上も恥ずかしい!」

「華ちゃ~ん。頑張って早く孫の顔が見たいのよ!」

 どうしよう。あっけに取られてリアクションできない。

「不束ものですが、よろしくお願いしまちゅ!」

 噛んだ…。盛大に噛んだ。大事な台詞だったのに。私は紅潮するのがわかった。

「それは神のみぞだろ?俺は華を家の中案内するから」

「良一さんったらラブラブなのね~」

「お前もあんまり冷やかすんじゃない!」

「は~い」



 れいは深谷家に嫁入りすることとなった。玲菜連れで。

「緊張する。ほら、コブ付きだし」

「大丈夫だよ。れいは最初からうちに嫁入りする予定なんだから」

「帰りました。父上、母上」

「おう、待っていたぞ。彼女が……お前……なんてこと、千紘!千紘~‼」

「はいはい。おかえりなさい。あらその子がれいちゃんなの?で、その腕の子が?」

「玲菜って言うんだ。越後屋の奥方曰く将来はれいに似て美人になるだろうって」

「もう、宗次郎さんったら会わせてくれないんだもん。すっごく美人じゃない!それに玲菜ちゃんだって将来が約束された美人よ?宗次郎さんハーレムじゃないの!」

「そう思うか?」

「あの…不束者ですがよろしくお願いします!」

「こっちからよろしくしたいよ。うーん二人は門外不出にしたいな。誘拐されるんじゃないか?」

「うちは一応将校なんだけどね、護衛をつけることも可能だけど?」

「外出時は護衛付きだな。誘拐が心配だよ。今までどうしてたんだ?」

「女学校に通う時はお姉様と一緒でした。姉は男装の麗人といった感じで男装はしていないものの、木刀を持ち歩いていましたし、剣術は腕に覚えがあったので護衛ポジションでした」

「「なるほど」」




2人は大歓迎されて良かったね。華ちゃんのところみたいな弾けてるお母さんて大好きです。

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