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お前が

「は??はぁ!!!?

なんでそんなことになるんですか!」 


もう少しで動かない生き人形になるぞ

そんなことをおじさんから言われる。

ただでさえ、目の前の化け物のせいで

頭が混乱しているのに、余計な混乱する。


「ここは心の世界《心源》

そしてあの化け物がこの世界を

壊し尽くした時、お前は心が無くなる。

心は行動するための活力だ。

それが無くなるってことは、

お前は体が正常でも

心が動かなくなるんだ。

物事に関心が無くなり、

生きる活力が無くなる、

そう簡単に活力が戻らない。

簡単に戻らないのは

あいつがずっと

心の中で暴れまわるからだ。」

淡々と説明される。


「なっなんで心を

壊されなきゃいけないんですか!!」

淡々と説明されたことと

あまりの理不尽に自分でも

初めてなほど声を荒げる。


「あいつは、ストレスの塊だ。

お前が現実でいじめに遭い、

ストレスを抱えると

胸の中モヤモヤが溜まっていくだろ?

溜まったストレスがあの化け物を

作り自分自身を壊していく。

精神病と言われている人たちは

あの化け物に心を壊されていくんだ。

そして、最終的には心が動かなくなる。

自分のせいじゃ、無いのにな。」


俯きながら説明される。

苦虫を潰した様に悔しい顔を浮べ

拳を強く握りしめている。


「あの化け物は、まず

心の中のストレスを吸収し大きくなる。

その頃は化け物じゃない。

途中からストレスに耐えられなくなった

体が自分自身を壊し始める時に、

悪夢として夢の中に現れ、

自身にとって嫌な夢を見せる。

外からのストレスと

眠れないことによるストレスが

どんどん膨れ上がり

正常な精神じゃ無くなっていく。

そして、悪夢がストレスで体を作り

心を壊す化け物となる。

心源について、さっき心の世界と言ったが

正確には、心の世界の中央

心の源だ。心の心臓と思ってくれ。

人間の急所は心臓。心も同じなんだ。」


説明されたが理解ができない。

まず、そんな状態じゃない。



早くここから逃げなきゃ。



「うぁぁぁぉぉぁぁ!!!!!」

壁に向かってみっともなく走り出す。

「お、おい!待て!!!!」 

おじさんの静止の声を無視して走る。


ばん!ばん!ばん!ばん!

「ここから出してくれ!!

頼む!!!!誰か助けて!!!!!」

壁に到着して叩くが壊せるはずもなく。

だがみっともなく壁を叩く。


「うぁぁぁぁあ!!!!死ぬ!

助け・・」


バァァァァン!!!!!!


でかい音が天井からする。

上を見上げると悪夢と呼ばれる化け物が

落ちてきていた。

それも、こっちに向かって。


「・・・あ、」

その時、短い人生だけど

わかった。これが死だ。

死が落ちてきている。

もう、人生終わ


ドゴォォォン!!!!!


「邪魔なんだよお前!!」

と大きく鈍い音が響いた後

おじさんの声が聞こえた。


顔だけで30m全長100m以上ある巨体が

自分自身から遠く離れたところに吹っ飛んだ。


「あ〜もう!お前勝手に走り出すな!!」

おじさんに怒られる。

10mくらいある大きな

棍棒を右手に持ち、肩を軽く叩いている。


「お、おおお、おじさん!

その棍棒はど、どこから?」


「あ?あ~これは・・・

説明するのメンドい。

そんなことよりお前!!逃げるな!」

無茶苦茶なことを言われる。 


「に、逃げないと死んじゃいますよ!!」

「死なねえよ!心が動かなくなるだけだ!」

「それは!死んでると一緒じゃないですか!」

「だが、お前があいつを弱らさねえと

俺もお前もこの世界から出られねぇんだよ!」


「・・・・はぁっ????」

理解が追いつかない。


「お、おじさんが!その武器で

あいつを倒してくれるん

じゃないんですか!!?」

おじさんが倒して、俺が逃げまくる。

それだけでどうにかなると

思っていた。


「あのなぁ。たしかにあいつは

お前のせいでできたわけじゃないが

生まれてきた場所はお前の心の中からなんだぞ。

お前の正常な精神を取り戻すために

あいつを倒すしかない。

そのためには、お前自身があのストレスを

弱らせるしか無いんだ。」


説明されるが意味わからない。


「その棍棒でボコボコにすれば

あいつは、消えるんじゃ。」

「消えね〜よ。今の悪夢の状態なら

俺がこの棍棒で出来るのは

()()()()

くらいだ。お前があいつを弱らせない限り俺はダメージを与えれない。」


「弱らせるって・・・一体どうすれば。」


悪夢をまず弱らせなければならない。 

弱らせるには、自分の攻撃が必要。



だがどうやって。


「どうしたらいいかわからないって顔だな。」 

おじさんが俺に近づく。


「よし!お前、あれを殴れ。」

「・・・は????」

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