ボールを蹴るときは場所と時間をしっかり選ぼう!!
自己紹介
宇佐見 拓実:通称ウサタク
19歳大学生
東山大 学文学部歴史学科考古学専攻
欧州サッカー研究同好会所属
趣味 欧州サッカー鑑賞、高校の友人や同好会仲間とサッカー
好きなチーム
・イギリスプレミアムディビジョン1 リバープールユナイテッド
・ドイツジャーマンリーガ1部 FCアルトバイエル
運動は好きだが、運動神経が絶望的
彼女いない歴=年齢で絶賛彼女募集中
告白回数は7回、フラれた回数ももちろん7回
夢は博物館で働き、稼いだお金でヨーロッパ21カ国のサッカー旅をすることと高級車のランポルチーニョを買うこと。
こんな壮大な夢を抱いているが、1年にして留年候補、バイトもすでに2回クビにされている。
1
同好会仲間である 本田俊輔と下田三都主先輩の二人と一緒に近くの霊園に肝試しに行き、そこでボールを蹴った。
自分は不謹慎かと思ったが逆らうと一人で行かされて、置いて行かれそうだから仕方なく蹴った。運動神経が絶望的な俺はボールを変な方向に飛ばしてしまった、しかもふざけて思いっきり蹴ったボールだ、そのボールは暗闇の中へ消えていった。
そのとき、俺以外の2人は、一目散に逃げていった。そしてもちろん蹴ったボールを取りに行くのは俺だ。
俺は『死んだら絶対化けて出てやる、そして二人の好きなチームが2部に降格して絶対に昇格出来ない呪いをかけてやるぅ』と思いながらスマホのライトを頼りにボールを探した。
10分くらい広い墓地を歩いただろうか、何か影らしいものを見た。恐る恐る近づく、よく見ると男の人がお供え物を食べていた。汚らしい格好でヒゲを生やした今にも死にそうなおじさんだ。
相手が会釈をしてきたのでこちらも返した、そしてボール探しを続ける。
先輩からメールだ。
内容は
『ウサタクぅ 置いてったこと許してニャン!!学食で好きなのおごるからさぁ~本田と割り勘だけどねん!』
だとさ、このときほど先輩にイラついた事はない。
スマホを思いっきり地面に叩き付けようと腕を大きく上にあげた、だがこのスマホを壊すとライトが無くなるためやめた、懐中電灯を持ってなかったらおそらく叩き付けていただろう。そしたら先輩と本田に『割り勘』で最新型のスマホを無理矢理買わせてただろう。
なかなか見つからない、諦めようとした、なぜか急にふらつき転んだ、そしてスマホを落としてしまった。
起き上がりスマホを拾い上げる、するとそこには墓石があった、そしてその下にボールもあった。
ボールを拾い、立ち上がる、そして墓石に刻まれた文字を見た。そこには『熊谷家の墓』と刻まれていた。
俺はボール当ててしまったことについて謝ろうと手を合わせた。
目を開けると同時に急に肩が重くなった、きっと疲れたのだろうと思いながらさっき来た道を戻る。
あの男の人はまだいた。立ち止まり会釈をする、なぜか返さずに俺のことをじーーーっと見ている。
「あのぉ・・・何かご用ですか?」そう聞くと男は「デカチチ・・・」とボソッと言った、「え?」と聞き返すが今度は無視だった。
その場を立ち去ろうとすると男は「もう二度と墓地でボールを蹴るんじゃない・・・」と言ったので俺は「え?・・・あぁースミマセン」とだけ言って立ち去った。
自堕落サッカーオタクと巨乳お化けとのサッカーライフ 1 終
筆者です
こんにちは
初投稿となります今作はお化け×ラブコメみたいな感じにしたいと思い、こんな感じの小説を書きました。
もしかしたら途中で投げ出して打ち切りになったりするかもですがよろしくお願いします。
御鹿島志賀雄という名前ですが別に鹿島の某サッカーチームがスキなわけじゃないのですよねぇ
サッカー好き、や7回フラれてるというのは僕自身本当のことなんですよねぇ恥ずかしながら(笑)
終