ヨミ照らす星戟と刻む円天
今宵は満点の星夜にして晴天。
裂空たるこの衝戟ではかの有力な戦士たちでさえ傍観者になることを余儀なくされた。
それほどに彼らの力は圧倒的で、すべてを混沌へ、混乱へ、そして静寂へと還した。
2つに別れた空で、開放を叫ぶは「ヨミ」。彼女が放つ意志を込めた一撃。
迎え撃つは自由を思う「エン」。彼が元凶となるその力を振るう。
「星戟ーエンシェントー」
”どこかのよくわからない何かが食べ続けた、森羅万象の記憶”を力にして放つ。
そして衝突した2つの力は、今度は空を一つに裂いた。
その後なにが残ったのか、戦いに勝利はあったのか、わからない。
ただ一つわかっていることは
今もその衝戟の記憶を、何かが食らっているということだけ。
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