陽 死す!
速力強化をしているのだろう。
まるで光だ。
このままでは本当に死ぬかもしれない。
あぁ、良い人生だった...そう言って死ねるような生き方をしていれば良かった
諦めた?違う諦めてなんて無いさ。
メタい話下手すりゃ死ぬよ。
でも死ななきゃいけないときもある...ってどっかのラノベにあった気がする。
死になさいっ!羨望の狂気と狂喜に歪む顔。
あぁ、折角の美人も台無しだな。
手に持った魔力を変換して造形したナイフ
刃の表面は小さいノコギリのようにギザついている。
移動速度は光のよう。しかし俺には走馬灯で遅く見える。
あぁ死ぬんだな。
目をつぶれば数秒後俺の胸部には血の花が咲いて激痛と目眩に襲われて死ぬんだ。
...貴方も貴女の仲間も往生際が悪いわね。
ゆっくり目を閉じる俺の前にそびえる土の壁
...おかしいな、俺が死んでも悲しむ人いないと思ってたんだけどなぁ。
バカなんですか?あんなに一緒に居といて死なせるとか。
バカにも程がある...でしょ?。
そうですよ...バカ。
ムッとするアヤちゃんとその横で笑みを浮かべて魔法陣を展開するエリスさん。
あ...えっと、なんか分かんないけど、私が弟子の前で屈辱的な状況にあったってことが分かるからかね?腸が煮えくり返りそうだ。
そして教官が怒りに燃えて魔法陣を再展開する。
...ったく、何で俺の周りには色物がたくさん居るんだよ⁉。
最高だよ...お前ら。
何今更言ってるのかな?
そうですよ。
そ、そうです!。
私は知らないけどな。
俺ぁただ仕事を全うするだけさ。
さて羨望、お前の敗けだ。