表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たなばたつめ  作者: 一口太郎
1/7

プロポーズ

「結婚しよう」


 4年来の付き合いである彼氏から、 そうアプローチを受けたのは12月の頭だった。


「あの、えっと、有り難うございます」


 急なプロポーズに当惑してしまった私は蒟蒻問答。ほら、 プロポーズなんていうものは、恐らくは人生で一度きりの、 言わば結び切りで祝福されるようなレアな出来事じゃん?

 本当に私でいいの?親御さんに相談はしたの? 22歳で結婚なんて早すぎない? 私の脳裏で色々な思いが走馬灯のように浮かぶ。


「ごめん、イブまで時間をくれないかな。親にも相談したいし」


「そうか。分かった」


 そういった思いや、面映ゆい気持ちに耐えきれなくなって、 如何にもそれらしい言い訳を添えて、 返答を先延ばしにしてしまった。

 そして、その色々な思いが脳裏を駆けめぐった際に、 私はある高校時代の出来事を思い出したのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ