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翌朝

「ふあ~あ」

「おっきな欠伸だねぇ。ルカちゃん」

 朝、地下鉄にはすでに多くの人が来ていた。

 会社や学校に行く為、あるいはあたしみたいに帰る為に。

「はひ…。さすがに徹夜はこたえます」

 職場から上がってきて、給湯室から出たら、中年の駅員がすでに来ていた。

 コーヒーをもらい、地下鉄の駅が開く準備を、部屋の隅で見ていた。

 この光景は結構好き。

 若い駅員の人は、外の方の準備に出ていた。

「ははっ。…どうだった?」

「まあとりあえずは…。もうしばらくは続くそうですけど」


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