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不遇な主人公でもなんとかなる  作者: stray7
1章 出会い
5/20

交代

 しばらく広目さんは考え込んでいた。

 それにつられて、俺も静かに次の言葉を待っていた。


 何考えてるのか。すごく気になる。


 いろいろ考えているうちに、広目さんが話し出した。


「それ、いいな……」


 え?


「いいな~……」


 ポツリと羨ましそうに呟いている。


『普通』がいい……か……。

 俺には考えられないな……。


 そんなの人次第なんだろうか。


「どうして『いい』と思うんだ?」


 とりあえず疑問をぶつけてみる。


「ん?」


 どうやら、耳に届かなかったらしい。


「あー、なんで『いい』と思ったのかなって」

「あ、そういうこと。うーんと……」

「話したくないなら、無理に話さなくても……」

「あ、そうじゃなくて。……説明しづらい、かな?」


 説明しづらい?どんな理由なんだ?


「なんだか、余計気になってきたな」

「んー。じゃあ、今度は私が話をするね」

「広目さんの話?」

「うん、そう」


 面白くなってきたな。


「じゃあ、聞かせてくれる?」

「うん……って、立場が逆になっちゃったね」


 言われれば確かに。


「もちろん、いいよ。そのかわり…‥」

「そのかわり?」


「私のこと、『才華』って呼んでほしいなー。なんか『反目さん』って重々しいというか」


 なんだそんなことか。って、入学2日目から呼び捨て!?


 正直キツいな……。

 それで悪い噂が流れないといいけど……。


「それでいい?」


 う、仕方ないか。


「……うん、了解」

「よし、それじゃ早速始めたかったけど……。時間だね、残念」


 時計を見ると、次の授業が始まりそうだった。


「ああ、そうだな」


「それじゃ、この後ということで」

「わかった」


 ……既視感が。

書けば書くほど残念な文章に……。

自己満足でもいいから書き切ろう。

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