表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不遇な主人公でもなんとかなる  作者: stray7
1章 出会い
18/20

運命の決定

 そして、運命の翌日……。

「で、どうだったんだ?」

 学校に来て早々、俺は才華に尋ねた。

「なんと……、OKだって!」

「お~」

 少し驚いたな。

 ほとんど話もしたことないやつに誘われて、承諾するか普通。

「なんか、二つ返事でいいって言ってくれて……」

「おぉ、よかったな」

「でもね、不思議なことがあって……」

「不思議なこと?」

「うん。なぜだか、言う前からこっちの事情を知っているような素振りで……」

「え?このこと、俺以外の誰かに言ったことあるか?」

「ううん、真平くんにしか言ってないよ?」

 ……だとすると不思議な話だ。いや、不思議な人間か?

 まぁ、不思議な人間なんてたくさんいるがな……。

 例えば、ここにいる俺と才華だってそうだし。

「真平くん、どうかした?」

「あぁ。なんだかそいつ面白そうなやつだなって思って」

「面白そうかどうかは別にして、いろいろと変な人なんだよね……」

「『変』……?ん、そういや性別すら聞いてなかったな……」

「あ、ごめん。言ってなかったね。5組の男子だよ」

 5組。俺らが2組。会う機会は少なそうだな。

「えっと、部活っていつからだっけ?」

「水曜日、つまり明日からだね」

 ずいぶんと早いなおい。

「申請とかは?済ませたのか?」

「あ、うん。真平くんに改めて入るか確認すべきだとは思ったけど、時間がなかったから省いちゃった。ごめんね」

「いや、それならいいんだけど。それにしても明日か」

「明日だね……」

 何かあるのかな。いや、ない方がいいのか?

 しばしの沈黙の後。

「それじゃ、ホームルーム始まっちゃうからこれで」

「あぁ、そうだな」

「明日、楽しみだね」

「ん、まぁそうだな」

 ちょっと返事につまってしまった。

 才華が自分の席に戻っていく。

「本当、どんなやつなんだ……?」

 明日になればわかるんだろうけど……。

 早く明日が来ないかな……なんて、子供みたいなことを思った。


 ――そして水曜日

 俺は、そいつと忘れられない出会いをしたのだ……。


 《1章 出会い》 終

突然ですが1章はこれで終わりです。

突然すぎますね、はい。

しかも、気になるところで終わらせられるという。

さらに…………申し訳ないのですが、一旦ここで休載させていただきます。

続きが気になっているいらっしゃるといいなには本当に申し訳ないです。が、これからの構成を考えていくには時間が足りないので……。

多分、夏休み前には投稿できるんじゃないかと思います。

では、また次の機会に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ